パパと初めてのデートの日
スーツ姿しか見たことがなかったので
どんなファッシヨンで来るのか
ちとドキドキしていた
そしてヤツは現れた
…。
変わり者のパパのファッシヨンは
やはりビミョーに変わっていた
そしてそのファッシヨンを
気に入ってるようだった
スーパーおしゃれでいて欲しいとは思わぬが
その人に合ったそれなりの
清潔感のあるファッシヨンではいて欲しい
と思うのは贅沢であろうか
救いだったのは
パパはわりとスタイルが良い
逆三角形で
スラッとしとる
そこに目をつけたワス
「スタイル良いから
こういうのも似合いそうぷ」
つて褒めておだてて
徐々に系統を変えていった
今となっては会社では
おしゃれさんで通ってるらしい
ま、おじさまばっかだかんな
そしてある日
ヤツは過去の遺物(パパの服)を
『パパ(名字)系』と呼び始めた
周りから褒められるようになり
あっさり昔の自分をディスる男パパ
だけど
悲しいかな
ファッシヨンは変われど
パパは相変わらず
変わり者だ