2週間ほど前から仕事が忙しくなった。


昨年に過去最忙の時期があったけど、その時とはまた違った感じの忙しさが続いている。

忙しいのは嫌いじゃない。
むしろ、時間があっというまで充実感があって好きな方だと思う。

ただ、自分がどれだけやっても何にもならない状況に直面してしまって、からっぽになってしまいそうな「今」。

実際のところ、そんなのは今に始まったことではなくて最初からそうで、わかった上でずっと働いていた。

ずっとっていうのは、具体的な数字でいうと6年。

わかって働いていたつもりだった。
だけど、それはあくまでも「つもり」だったのかもしれない。
何かよくないことが起こった時に必要以上に衝撃を受けないための保険として、自己防衛の「つもり」だったんだと思う。

その「つもり」に6年もの間、なんとなく支えてきてもらったけど、さすがに負担が大きかったのかもしれない。
或いは、保険の期限が切れてしまったのかもしれない。

とにかく、今までと何も変わらないはずのまわりの対応に絶望してしまった。

今自分がいるこの組織は、
こんなにも希望を受け入れてもらえないのか。
そもそも話を聞く耳さえ持ってもらえないのか。
こんなにも愛されていなくて人望のない団体なのか。
それはもしかして「組織」ではなく「自分」という存在自体がそうであるのか。

それを痛いほど感じてしまった。
この6年は一体何だったのか。
もしかしたらすべて無駄だったのかもしれないとさえ思った。
絶対にそんなことはないはずなのに。
楽しいことも培ったこともたくさんあったはずなのに。

こういった悲観的な考えがよくないことはわかってる。
このショックや虚しさも一時的なもので、いずれ「やっててよかった」と思える時がきっと来る。
現に今までも何度かそう思えたことがあるから。

それでも、
今はとことん絶望しないと逆に立ち直れないような気がして、できるだけ悄気ている。

きっと、これはこの先のステップアップに必要なことなんだろうな〜と思いつつも、こうやって人間は少しずつ社会を諦めていくんだろうな〜とか、かつてなりたくないと感じた「大人」というものになっていくんだろうな〜とか考えている。