8月30日 金曜日 朝6時過ぎ
台風は四国あたりか?
ポーさん🐕 ͗ ͗の散歩で近隣公園(家から徒歩10分)のうんちスポットでポーさん💩。
いつもは来た道を引き返すことはなく、一筆書きみたいに家に帰る。
今日に限ってポーさんは歩道のツツジの植込みをクンクンしながら来た道を引き返した。
ポーさんは特に反応することなく行きも帰りもクンクンだけで通り過ぎたが、何気なく低い植込みの奥に目を凝らしてみると、猫ちゃんが横たわっていた。
声をかけると僅かな反応はあるものの、状態が良くないように見える…。
(また、前回と同じかわいい茶トラさん)
しばらく声をかけながら、どうしたらいいか考える。考えると言っても、頭の中は空回りというかパニックだ。
私は猫の扱いに慣れてない。
でも、助かるものなら病院に連れていきたい。
その前に
捕まえられるのか?
こんな時に人間に捕まる恐怖を与えていいのか?
逃げようと無理させてしまう?
車道に逃げるのを阻止できる?
病院に連れて行けたとしてその後は?
最近引越して来た次女旦那さんが強い猫アレルギーだし……
元気になれば去勢してリリースすればいいか。
そんなことを考えたところで、一旦、家に帰ろう…となった。
家に帰って、
猫の対応をしてくれる最寄りの保護団体に連絡しようか?
こんな時間朝6時過ぎからだと無理だよな。
散歩でよく顔を合わす猫飼いさんに相談してみようか…
台風のせいか、誰にも会わなかった。
助からないなら、苦しみを長引かせることは避けたい。
このまま静かに逝かせてあげた方がいいのか?
他にもいろいろと考えた。
結局、出勤を1時間早め、8時前に車で1番大きい洗濯ネット、バスタオル、ダンボール箱(キャリー替わり)を持って行くことにした。
まだ居たら病院に連れて行って仕事は遅刻連絡しよう。
祈る思いで公園の角に車を停め、さっきの場所、約20m先の歩道に目をやると…
幅2m以上ある歩道の真ん中に何かが…いる。
そこには、植込みの下から出てきて力尽きた、まだ幼く見える猫ちゃんの全身が横たわっていた。
顔は、綺麗な目で本当に可愛いまま。
少し開いた口を閉じてやるとそのまま動き出すんじゃないかと思うほど自然な姿で横たわっているのに、薄い胸は微動だにせず、もうここに魂は宿ってないことを改めて思った。
台風接近の弱い雨が降り始め、せめてもと、車に常備している特大のペットシーツを取りに行きやせ細った身体を包んだ。
少しの暖かさが手に伝わってきた。
風が強くなるとシートが飛ばされるので、ダンボール箱を取りに行き、そっと入れた。
魂から取り残された柔らかく小さい身体は、私が想像していた以上に重かった。
さっきまで…長くても数十分前まであった『命』が、今は確実に"ない"…という事実。
雨の中、しばらくその子を前にどうしていいのか分からず…。
倒れていた最期の姿を忘れないように思い出し、その子の事を考えた。
この子は可哀想だったのか?
この子は、最期、自分の"意思"で植え込みの下から出て、歩いて…フッと魂が空に帰ったのだと思った。
立派じゃないか!
すごい!頑張った!偉かったね!
そう思った瞬間、確かに重かった自分の頭と体がフッと軽くなるのを感じた。
気のせい…?でも、物理的にそうなったんじゃないか?くらいに、本当に軽くなった。
私は、1年半前にも、ここ…同じ場所で、同じような茶トラさんの最期の瞬間に立ち会ったんだ。
車に轢かれたと思われる子の最期。
あの時も同じ様に思ったんだと、思い出した。
あの子も、自分を可哀想だなんて思いもせず、「あ〜びっくりした!」って、ビュン!と空に駆け上って行ったんだった…と。
もし、次に生まれてくることがあるならみんな、毎日、『幸せだなぁ〜』と思いながら過ごせる猫として戻ってきて欲しい。
