みなさんこんにちは。

12月もいよいよ後半戦、いかがお過ごしでしょうか。

私は、ジュネーヴに来た当初から悩まされてきた問題がやっと解決したので、備忘録も兼ねてこちらに綴ろうと思います。

それは、同居人について、です。

今まで出会ったことのないタイプの人間であり、最終的に警察が出動する大事件にいたった原因を作り上げた張本人です。

私はジュネーブ郊外の一軒家に、10月から貸借人として住まわせてもらっています。

大きな一軒家で、地下室、１，２階で構成されており、2階には空室が2部屋あり、そのうちの1部屋を間借りするという形です。

もう一部屋に、その問題の同居人が、私と同じく10月から入居してきました。

彼女（Sとさせていただきます）は、日本人で、大家さんからも、同じ国から来てるから安心でしょう、と言われておりました。

第一印象は（失礼な物言い、申し訳ございません）、「空気の読めない変なおばさん」でした。

私にとっては初めてのスイスで、入居日当日は、シムカードが起動せず、てんやわんやでバタバタしていたところに、Sは私に話しかけてきました。

私は翌日が初勤務日だったため、何とかしてシムカードを起動させなければと、あたふたしていたところに、

「私はジュネーブが長いので、なんでも聞いてくださいね。そういえば・・・ぶつぶつぶつぶつ」

と、こちらが全く余裕なさそうにしているのに気づく風もなく一方的に自分の話をまくしたてる―――それが最初の会話でした。

人の外見に言及するのもためらわれますが、気を遣わずに申し上げると、ノーメイク、白髪、古着、という出で立ちで、一方ベビーフェイスでまったくの年齢不詳でした。最初は、ファッションに興味がないおばさんなんだなという印象だけでした。

私のジュネーブ生活は、この奇妙な同居人Sと、大家との3人暮らしで始まることになりました。

狂怖同居人記録①