「どうせ死んでしまうんなら、
  笑って暮らすが得か、泣いて暮らすが得か」

 中村天風 述
「神社でも、寺でも、みんな人間が建てている。」

  中村天風 述
 

  ここに教会やモスク、その他全ての宗教施設と付け加えたい。

「感謝に値するものがないのではない。
  感謝に値するものを、気がつかないでいるのだ。」


  中村天風 述

「世界でただ一人の私を、
  どんな私に仕上げていくか。
 その責任者が私であり、
  皆さん一人ひとりなんです。」

「自分の人生を自分で粗末にする。
  これをバカといいますね。
 どうか皆さんは、自分で自分の人生を
   粗末にするような、
  バカにはならないようお願いしたいんです。」

    (東井義雄氏の著より)

あ、また停電だ。

もう夜だから、
暗くて何も見えない。
テレビもDVDプレイヤーの電源も落ちたから、
見ていた映画も途中で切れてしまった。
クーラーも止まったまま・・・。
シャワー浴びたいけど、温水も出ないなぁ。

しっかし、暗い。
家の中も外も真っ暗。

これ、日本で停電したら、
日本人は激怒して電力会社に散々クレームするんだろうなぁ。
新聞にも載るんだろうなぁ。

今までの自分だったら、
「くそぅ、また停電だよ。
 これだからカンボジアは・・・」
と気分を害していたと思うけど、今は全く何とも思わないなぁ。
何故だろう?

しかし、何故、停電するのか?
人間が作り出してるのだから、限界もある。

停電から得られる事ってないのかな?
この停電が意味することはなんだろう?

電気が来ていることで、
我々の生活がどれだけ変わったのか。

このまま永久に電気が無くなったら、
自分を含め、現代の人間は生きていけるのか?

電気が来ている生活のなんと有り難いことか。
また、電力にかなりの部分を依存して生活している人間の弱さ。
これを何人の人が考えたことがあるのだろうか。

数時間後、
何事もなかったように、電気が復帰した。

色々と気づかせてくれた停電に感謝。

停電が頻繁に起こるカンボジアに感謝。

便利な電化製品を色々作ってくれた人たちに感謝。

あれ、自分が生きてる期間だけじゃ、
感謝しきれそうにないなぁ。

まずは身近な所から感謝していくしかないね。

まずは幸せな毎日に感謝。