今月で乳がん手術から丸8年。
思い出したので記録しておきます。
乳がん手術が終わり、
麻酔から覚める…
「○○さーん、わかりますかー?」
そんな声が聞こえた瞬間か
またはその前なのか、
私にもよくわかりませんが、
20数年前に
亡くなった私の母が、
生きていたらこんな感じなのかなぁ?
と思えるような姿で、
後ろを向いてすーーーっと去っていく姿が
見えて
私は麻酔から覚めました。
きっと
おかあさんが、
守りに来てくれたんだ。
そう思いました。
こんなことは
今までに
あれ一度だけの不思議な体験でした。
母が亡くなった数年後くらいに、
父から聞いたことがあります。
「○○(私)は、強くなった、もう大丈夫だ。」
母が、病気になる少し前に、
そう話してたそうです。
すぐ泣く…
ちゃんとしなさい…
(やることのスピードが)遅い!
口癖のように言われていました。
主婦としてのスキルを身につけさせるために、
いろいろ教えてくれました。
料理、掃除、整理整頓、
洗濯、裁縫、編み物、
買い物の仕方、節約方法…などなど。
例えば、
洗濯物を干す練習とか言って、
仕事がお休みの日の朝、
ゆっくり寝たいのに
起こされていたことも…
仕事からいつもより少し早めに帰ると、
お料理を途中からバトンタッチでした。
当時は厳しいとばかり思っていましたが、
それが愛だったのだと思います。
私の3倍以上よく動き、
何でもできて、
頭がよくて…
そんなとても追いつけない
と思うような母が、
私のことを、
【もう大丈夫だ】
そう思ってくれてたなんて
聞いたときは不思議な気持ちでした。
今月はメンタルが不安定ですが、
これを思い出し、
久しぶりに何かに優しく包まれたような
気持ちになれました。
いつも守ってくれて
ありがとう