最近になって、書くことがすごく難しく感じる。高校生で哲学を好きになってから、自分の頭の中はずっと抽象的なこと、哲学的なことばかりで、言葉にするのが難しい。
頭の中のことを言葉にした瞬間、それはもう頭の中にいる私の本物の考えからいくらかも違ってるように感じる。全くの別物とはいわないけど、実物から何ミリもズレておいて、同じものであるような顔したその言葉づらにすごくむずむずする。
誰かと話をしている時、私の頭の中を言葉にした時点でもう実物の思考からズレが起きていて、それをまた他の人の頭を介してまたその人がその思考から言葉を作って、、とこの過程でまたどんどんズレが発生していく。
情報が色んな人の手を渡って、一次情報、二次情報、三次情報、、と価値や信頼性が落ちていくように、思考も一次思考、二次思考、、と誰かの頭を介していく度に価値が下がるように感じてしまう。
だから私は、自分の頭の中だけでなんでも考える。言葉にすることでのズレが起きない一次思考だけで快適に思考する。できることなら自分の思考は無理に言葉にせず、自分の頭の中だけで大切に成長させて行きたいと思う。
でも今こうやってこのブログに言葉を綴っている。それはひとえにやはりどうしても言語化は必要になってくる場面があるから、これはその練習というようなものなのだ。
人と意見を交わしたりアドバイスを求めるなら自分の考えを的確に言語化出来ないとどうしようもない。
大学で唯一信頼している先輩と哲学的な話をしたり人生相談をしあったりする時に、その先輩がすごく言語化を求めてくる。普段なら、ある程度まで話したらそれ以上は伝えることを諦めてしまう。
でもその先輩にはどうしても伝えたいし理解して欲しいしその理解が違っていたときにはもっと別の言葉で説明したいと思う。
だから、気分転換、練習、記録など色んな役割を与えながら、書くことをしてみる。