先日、コメントくださった上にフォローしてくださった方がいらっしゃって。
私の経歴をみてメッセージくださったんですけど、ありがたいことやなぁとじんわりしています。
情報を探す検索条件は人それぞれ。
どこにどんな形でフィットするか。
出してる本人は情報を出したあとはもう外の海に任すしかない
自分以外の誰かの必要に繋がるかどうか、です。
自分の色々が邪魔をするけど、自分の純度を上げていけるとうまく回るようになる。
わかっちゃいるけど、なかなかに難しい課題です。
さてさて。
そんなことを考えつつ、今日は「マネジメントシステム」について書いてみようかしら。
プロフィールにも書いてあるのですが、私は一時期ISO認証取得支援コンサルタントとして活動をしていました。
ISOと一言で言っても、たくさんの規格があり、製品そのものに関わる規格からマネジメントシステム構築の規格もあり。(もうこの時点で興味ないとわからんよね~)
わかりやすい規格でいうと、ネジとかコンテナとか写真フィルムか。世界共通で使えるのは世界標準であるISO規格といわれるものがあって、それを基準として作られているから。
じゃぁマネジメントシステムの規格ってなんだ?
ってことですよね。
マネジメントシステムの規格には「あーせい!」「こーせい!」「そーすることが望ましいぞ!」とか仕組みづくりに関する要求事項が記載されているのです。
認証取得制度というのは、その規格の要求事項が満たされていることを審査することでお墨付きがもらえるといったものです。
まぁ、お墨付きがもらえるかどうか、というのは私からするとハッキリ言ってどうでもよくて(いや取引条件になってたりするから大事なんだけども)、要求事項を満たしつつ組織に見合ったシステムを構築していくというのが大事なんです。
この要求事項を満たしつつの「つつ」がポイント
マネジメントって目にみえない「情報」とか「暗黙知」とか「人の動き」で実現していくものじゃないですか。
元々ある会社の仕組み「規定」や「ツール類」「手順」とぼんやりしている「なんとなくの情報」「暗黙知」「個人のノウハウ(感覚)」なんぞも含めて明文化していくのがマネジメントシステムの構築です。
組織の見えない「風土」や「哲学」なんかを土壌に明確な会社の方針を立てて、その方針の下に関係する事柄を管理するための仕組みを作っていく。
よく見聞きするのは「9001(品質マネジメントシステム)」「14001(環境マネジメントシステム」「27001(情報セキュリティマネジメントシステム)」ですかね。
プライバシーマークもその仲間で「JIS15001規格」です。JISは日本の規格。
工場とかトラックとかによく「ISO9001取得企業!」とか書いてあるあれです。
仕組みそのもの書いてたら一冊攻略本ができてしまうので、今日はシステム構築の際のキモと運用のポイントをサラっと書いてみよう~。
書いてる間に思いのほか楽しくなってきたのが自分でも以外(笑)
サラっと言いながら絶対2000字とか超える~。アカンやん。
アメブロでマネジメントシステムの構築を検索する人もいなさそうだけど、すべての仕組みづくりに共通するところでもあるし。
「王道」です。
PDCAサイクルってあちこちで記事みるし、昨今あんまり流行らない?というより定着したっていう感じですかね。
いろんなところでPDCAが大事って書いてあるけどね。
実際うまくまわせている企業がどのくらいあるのか。
うまくまわせていないのは、目的もなくPDCAサイクルが大事!ってお題目だけが走っているとか大義名分のみのためにやってるとか、そういう理由が大きいと思っています。
企業でも個人でもしっかり回せばやっぱり効果がある。
停滞感とか詰まりの無い状況が作り出せる、と個人的には考えています。
まずはPDCAサイクルを回すための構築の順番、運用の順番というのがめちゃくちゃ大事なんですよ。順番が大事。
(念のため、PDCAとは「plan(計画) Do(実行) Check(検査・確認) Action(見直し)」ですね。)
P → D → C → A
という順番じゃなくて
<構築のとき>
G → C → A → P → D
<運用のとき>※分母がG
C → A → P → D
Gをすべての根底において
Gってなんやねん!PDCAにGなんてないやん!
なんですけど、GoalのGです。
まずはゴールを設定する。
(私が勤務していたコンサル会社の社長が口が酸っぱくなるほど言っていた)
ここがすべての始まりです。
ゴールってなんだよ?ですけどね。
目標とかいうことじゃなくて、もっと根底となること。
「自分の会社、事業がどのような存在としてこの世にあるのか」
そう「あり方」をしっかり見定めるのです!
※個人も企業もここはまったく同じです。
地球上のこういう存在であるために、品質を管理する、環境を管理する、情報を管理する。
どの社員が目にしても「あ!うちの会社ってそういう企業としてこの世に存在してるんやな!」ということが腑に落ちるゴールを設定するということ。
スローガンじゃなくて、納得できる言葉を明示すること。
これは社長の仕事ですけど、ここをないがしろにすると構築自体ができないんです。
その組織にあった仕組みがつくりきれない。
いわゆる「ひな形通り」「お手本」みたいな仕組みしかできなくて、後々苦労するわけです。
(苦労するのは運用メンバーと運用責任者だけどね。毎年辻褄合わせが発生するから。)
元々の企業理念をゴールとする会社もあるやろうけど、そもそもその理念と実際のあり方に乖離があったら、だれもその仕組みはうまくまわせんよ。
ずれっぱなしでこの世に存在してるんやもん。
人間、腑に落ちてないことは行動に移せんからね。
その乖離をしっかりCheckであぶりだす。
なにがズレてるんだかね、見たくなくても見るんですよ。
これは経営陣の仕事ですよ。
まずは経営陣がしっかり認識せんと、社員がいくら理解して頑張っても上層部でひっくり返ってもとの黙阿弥がパターンです。
例えば「豊かな社会を実現する」とかよくありそうな企業理念。
(いや、実際にそうである会社の方ごめんなさい)
哲学的なことを言葉で表現するってものすごく難しいんです。
抽象度が高くなってしまうから。
豊かな社会って、具体的にどういうこと?
豊かさって個人で大きく受け止め方、思い浮かべる状況がまったく異なります。
そこをいかに具体で言えるか?
うちの会社がいう豊かさってどういうことか?
その具体があってはじめて抽象が浮かび上がってきます。
それを実現するためになにすんの?ってところをしっかり作りこんでいくんですけどね。
言うは易しですよね。
ほんとに産みの苦しみでございますわね。
んで、豊かな社会を実現するっていいながら社員が疲弊してたら、もうアカンですよね(笑)
どの口がそんなこというとんねん!なりますやん。
まずは「ゴール(あり方)」と「チェック(現状認識)」です。
ここから始まる~マネジメントシステムの世界です。
これは品質であろうが環境であろうが情報管理であろうが、すべて共通です。
一人一人の個人が尊重される時代にようやくなりつつあります。
組織で仕事をしていく場合は、その個々の力を組み合わせて大きな力として動かしていくことが必要です。
この個々の力を引き出すためにも適切な仕組みが重要なんです。
個々の力をうまく掛け合わせていくためのマネジメントシステム。
あぁ、スイミーですね。
個々の個性と役割。
そしてそれを動かしていくための仕組みと推進力。
なんだろうか、なんか話しがズレた気もするけど、3000字近くなったしもうやめよう
今はこういう企業向けのコンサルはやっていないでうけど。
運用管理のためのコツというか現状分析の仕方とかね、ちょいちょい出せたらいいかな。
個人事業の人にはあんまり参考にならんかもしれんけど。
でも規模が違っても業務システムをつくっていくポイントは同じだから。
長い・・・
長いわ・・・
最後まで読んでくれた方がいたら、感謝しかありません。
拝みます。
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