前回、
「ネイリスト歴20年目。なぜか今、沖縄の草を売ろうとしている。」
という、なかなか意味のわからない話を書きました。
今回はその続き。
そもそも、
なぜ私は、聞いたこともなかったマンジェリコンを売ろうと思ったのか。
結論から言うと、
最初からマンジェリコンを売りたかったわけではありません。
むしろ私は、
「ネイル以外に、何かできることないかな?」
と思っていました。
ネイルが嫌いになったわけじゃない。
辞めたいわけでもない。
20年近く続けてきた仕事だし、今でも好きだと思う。
でも、ふと考えるんです。
あと10年。
いや、20年。
私はずっと、
自分の手を動かして、
「可愛くなりましたね〜♡」
と言い続けているんだろうか。
……それはそれで楽しそうなんだけど。
なんか、ちょっと違う。
サロンを経営していても、
結局、自分が動かなければ売上は作れない。
自分が休めば、その分できることは減る。
ネイリストという仕事は、
技術があればあるほど、自分自身が商品になる。
それはすごくありがたいことでもある。
でも同時に、
「自分がいなくても動くものを、一つくらい作ってみたい」
と思うようになりました。
そんなことをぼんやり考えていた時に、
マンジェリコンという名前を知りました。
正直、最初の感想は、
……何それ。でした。
マンジェリコン。
名前だけ聞いたら、
植物なのか、
外国のサッカー選手なのか、
ちょっとわからない。
調べてみると、沖縄では「奇跡のハーブ」と呼ばれることもあるらしい。
……急に気になる。
でも、その時の私は、
マンジェリコンを世に広めたい!
沖縄の魅力を伝えたい!
そんな立派な気持ちがあったわけではありません。
ただ、
「これ、商品にしたら面白いんじゃない?」
と思った。
本当に、それくらい。
でも。
この「ちょっと面白そう」が、
まさか沖縄の畑まで行くことになるとは、
その時の私は知りません。
そしてもちろん、
工場探し。
成分の打ち合わせ。
パッケージ作り。
商標。
薬機法。
そして、
商品が完成する前から、
先にお金だけがどんどん飛んでいく世界。
そんなことになるとも、
もちろん知りませんでした。
「これ、商品にしたら面白そう」
その一言から始まった、
素人の商品開発。
次回は、
「面白そう」で始めた私が、なぜ本当に商品を作るところまで行ってしまったのか。
そして、
なぜ数ある植物の中からマンジェリコンだったのか。
そこを書こうと思います。
たぶんここから、
話が少しずつおかしくなっていきます。