※単行本派で本誌は読んでいませんので、よろしくお願いいたします。


マリンフォードを舞台に始まった海軍本部・王下七武海VS白ひげ率いる海賊艦隊の全面戦争。

白ひげは、傘下の海賊である「スクアード」により刺されましたが、それも海軍の、センゴクの作戦の内だったようです。
海軍の周到な計画が、一枚上でした。
騙されたスクアードに対しても、許す態度を示す白ひげ。やはり器が大きいですね(>_<)



ここからは、各キャラや組織に焦点を当てていきたいと思います。



【白ひげ海賊団】

■白ひげ
遂に動き出した白ひげ。
圧倒的な、デタラメとも言える能力で戦場を掻き回して行きます。
一振りの威力が本当に圧倒的ですね。
郡を抜いています。
島ごと海まで傾けるとは…確かに世界を滅ぼす力がありますね。

傘下の海賊であるスクアードに刺されましたが、本来、その程度の攻撃は避けられたはずだそうです。
「体調は悪化するばかりだ!!!」とマルコが言っていましたが、年齢には逆らえないのですね…

いつまでも「最強」でいられないと本人も自覚がある程容態は良くないようでして、包囲網を突破し広場に出ることに成功しましたが、血を吐き膝をついてしまいました。

その隙に赤犬からの攻撃を受け、続けざまに海軍からの攻撃を受け…
撃たれ刺されてもまだ、
「…おれが死ぬ事…それが何を意味するか…おれァ知ってる…!!!」
と反撃を。

白ひげは、この時代に多大なる影響を与えたことが改めて感じられました。

どんなに怪物のような強さの白ひげでも、心臓一つの人間ですので、「寿命」があります。
スクアードに気を使い、言ったという面もありそうですが、今巻では、このことを強調していたように思います。

ここで船員達と別れ、一人で時代にケリを着けようとする白ひげ。
まさに、時代が変わる決断ですね。
白ひげの覚悟を無駄にはしないと、船員達も涙ながら戦場を後に。

一人でこの戦争を相手にしようという、白ひげの決断はどのような結果を生むのか、気になるところです。


■1番隊隊長 マルコ
青雉の相手をしたり、ルフィを援護をしたり、エースを助けに行こうとしたりと、今巻でも活躍していました。

白ひげの体調を気にかける描写も、多くありましたね。
スクアードの攻撃に対しても、一番に駆け付けたのはマルコでしたし、白ひげに絶大な尊敬と信頼を寄せていることは、今巻でも見受けられました。

自身の過失を悔いて泣き崩れるスクアードに対して言った言葉が、「泣く事が報いる事かよい……!!」だったところにも、その器の大きさを感じます。

そんな中、白ひげが膝をついたのを見たマルコは、その隙に自分も黄猿からの攻撃を受けてしまいます。
不死鳥ですので、攻撃を無効に出来る能力があるのですが、海楼石をはめられてしまい、直接攻撃を受けることになってしまいました。

やられつつも戦況を見渡しているのは流石です。
白ひげの決断や、赤犬によるエースへの攻撃を目の当たりにし、どう対処していくのか、次巻に続きます。



■3番隊隊長ジョズ
白ひげを援護し、青雉の相手をします。
ジョズも、白ひげの膝をつく姿を見た隙に、青雉からの攻撃を受け、凍らされてしまいました。
大将達、本当に強すぎです。

仲間に運ばれながら戦場を後にするようでした。


■リトルオーズJr.
前巻で海軍に標的にされ、倒れましたが、まだ息がありましたね。
包囲網を敷いていく海軍の作戦も、オーズがいてくれたお陰で防ぐことができました。



【インペルダウンからの脱獄仲間】

■サー・クロコダイル
白ひげの首を狙っていましたが、海軍を敵と見なしたようです。
これは心強い味方ですね!!

スクアードに刺された白ひげに対して、「おれはそんな弱ェ男に敗けたつもりはねェぞ!!!」と。

こんなに感情を出したクロコダイルは、初めて見ました。
色々と言っていますが、クロコダイルにとって、良きライバルや同胞といったところなのでしょうか。
励ましの言葉に聞こえました。

エースが処刑されそうになった時も助けてくれて(/_;)
なんだかんだ、戦場の全体を見渡していますね。


■Mr.3
活躍していましたね(笑)
海軍に成り済ましてルフィを援護し、エースの鍵を作り出すという重要な役を!!
ボン・クレーの弔いだと言っていましたが、この戦況の中、ここまで来たのは凄いです。


■モンキー・D・ルフィ
無鉄砲に海軍大将3人の前に乗り込んだルフィ。
必死に戦いますが、3人にはギア2も効かず、やられてしまいます。

「やるだけやって…死ぬならいい…!!今戦えなくて…もしエースを救えなかったら…!!
おれは後で…死にたくなる!!!」

「最後の頼み」と言って、再度テンション・ホルモンを打つようイワンコフに懇願し、再び走り出したルフィは、覇王色の覇気を出しました!!
この戦場にいるほとんどの人物が反応していたことからも、本当にこの力は凄いものなのだと思います。

様々な人の援護を受けながら、イナズマが造った道でエースの元に向かうルフィ。
ガープをも超え、遂にエースの元に辿り着きました!!

錠を外してエース奪還!!
本当にやりましたね(/_;)!!

2人の共闘も格好良すぎでした。
極度の疲労とダメージによって注意力が落ちていたのか、赤犬の攻撃を避けられず、エースに助けてもらう形に。
ルフィは無事ですが、エースがどうなったのか気になります(>_<)



【王下七武海】

■ボア・ハンコック
常にルフィを見ていますね(笑)
厄介なパシフィスタの攻撃を止めてくれたりと、今回も良い動きをしていました^^



【海軍】

■仏のセンゴク
戦略家ですね。
心理戦も交えてくるとは、策士です。
青雉に唯一繋がっていた回線を遮断させたりと、隠蔽の行為が垣間見えました。

「仏の」と言われているのは、その能力も関係していたのですね。
今巻では発揮されることはありませんでしたが、あの大将達を片腕で動かす様からも、相当強そうです。


■ガープ
マルコを容易くなぎはらうなど、「伝説の海兵」と言われる由縁が表れていたと思います。

イナズマが造った道でのルフィと対峙は、凄く切なかったです(/_;)
「ここを通りたくばわしを殺してでも通れ!!!麦わらのルフィ!!
お前を敵とみなす!!!」
どんな思いでルフィの前に立ったのでしょうかね。

「容赦せんぞ」と言っていましたが、小さい頃からの2人との思い出や、「今になって命が惜しい!!」というエースの言葉が脳裏を過り親の心が出ました。

個人的には、自分の仕事での位置よりも家族をとったガープは、格好良いと思います!!


■青雉
マリンフォードに唯一繋がっていた回線を遮断しました。
その後はジョズの相手をしたりと、やはり力を発揮していたように思います。

あまりダメージを受けているようには見えなかったのですが、白ひげ海賊団の3番隊隊長が相手でも余裕ということなのでしょうか…
ロビンもあんなに怯える訳ですね。


■赤犬
序盤で青雉によって凍り付いた海面を溶かし、足場を無くしました。
赤犬の能力も、相当なものですね。

赤犬も、心理的に攻めてきます。
暴言を吐き、エースを引き止め、ルフィを狙うという痛いところばかりをついてきます。

エースに攻撃した張本人!!ということで、今後もかなり重要な人物になると思います。



【捕われの身】

■ポーガス・D・エース
捕われ、目の前で起こる戦争を見ることしか出来ない状態のエース。
自分がゴールド・ロジャーの息子であるという事実を随分幼い頃から知っていたようです。
また、すぐにルフィと一緒に育った訳でもないようですね。

父親が、例え世界的大犯罪者であるとしても、エースには何の罪もありません。
「生きてても迷惑死んでも大迷惑」
「世界最低のゴミだ!!!」
と、見たこともない父親の悪口を聞きながら生きてきたようです(>_<)

ゴールド・ロジャーがどのような海賊であったかまだまだ不明な点ばかりですが、世間は当然、暴動のない世の中を望むので、海賊ということで悪い印象なのですね。


あんなに幼い子から「おれは……生まれてきてもよかったのかな…」という言葉が出るというのも、なかなかないですし、相当に嫌な思いをして生きてきたのだと感じました。

どんなに重大な秘密でも、特に幼い頃だったら人に言ってしまうものだと思いますが、その秘密を言う相手も恐らく居なかったのだと思います。

ずっと一人でしたが、ガープと出会い、ルフィと出会い、白ひげに出会って今のエースがあるんですね。


「オヤジが…弟が…!!仲間達が…!!血を流して倒れて行くのに…!!!
おれは嬉しくて…!!!涙が止まらねェ
今になって命が…惜しい!!!」
自分一人を助けるために、こんなにも大勢が戦い倒れていくのを見て言った言葉も、重みを感じました。


ルフィによって助け出された時は、格好良さが半端なかったです。
本当に良かったです(;_;)
2人の共闘も息がぴったりで、見ていて気持ち良いですね。

白ひげの決断を無駄にはしないと、戦場を後にしようとするエース。
そんな中、赤犬に白ひげを「敗北者」と罵られ足を止めると、ルフィに攻撃は向きました。

盾になり、ルフィは助かったものの、エースが重症を負うという大事件が発生。
燃えていくビブルカード。
「火」対「マグマ」では能力の差がはっきりしていますしね…

エースはどうなったのか、は次巻です(>_<)


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とにかく、展開が凄かったです。
あちらこちらで、戦いが繰り広げられていて、どこも手を抜けないところが大変です。

今巻も名台詞が多かったですね。

ここまで読んで下さった皆様、本当にお疲れさまでした(笑)
文字しかなくて、私でさえ読むのが疲れるのに、最後まで読んで下さった方には、本当に感謝です。

次巻が非常に気になるところですね。
あと2ヶ月。頑張って待つことにします。