うららかな春の陽差しに誘われて、今日は家族一緒
に近くの公園へ散歩に出掛けることにしました。
そこは緑に囲まれた大きな公園で、僕が子供の時分
には、未だ森だった場所です。
妻を連れ、僕が幼少時代を過ごしていたこの土地に
戻って来たころ、二人きりで歩いていたこの道も、
いまは家族で歩む道にかわっています。
この静かで穏やかな感情は春の陽にふさわしく、僕
は柄にもなく幸せを感じていました。
お揃いのピンクを着た美詞(みこと)とチコを妻と
並んで抱っこしながら、家族でのんびり歩く散歩道
唯それだけの何でもない時間がかけがえのないもの
の様に思われるのでした。
さてさて、チコにとっては、今日が記念すべき散歩
デビューの日になります。
公園につくと、さっそくチコを地面に立たせてみる
ことに。
ところが・・・う、うごかない・・・チコは置物の
の様にその場に固まったまま全く動く気配がありま
せん。
公園に向かう途中もガタガタ、ブルブル震えていた
ので、予感はしていたのですが、ここまで怖がると
は・・・
とうとう地面に立っているのも我慢出来なくなった
のか、沖に流されたゴムボートにでも縋るように僕
の足の甲に座って助けを求めてきます。
しょうがないのでベンチの上に移してあげると今度
は美詞の脇に潜り込んでしまいました。
残念ですが完敗です!
やはり、ここは焦らず徐々に外の空気に慣れさせて
いくしか、ないようです。
もうひとりの姫様がぐずり出さないうちに、今日の
ところは撤退と相成りました( ̄ー ̄;
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