今日

あの人と
別れました。

私事ですみません。
でも
最後まで読んでほしい。



長い長い
あの人との関係を
このままずるずると
日々だけを重ねても

居心地の良さばかりを
見つめているだけで

私は成長出来ない
気がして。

もう

何ヶ月前から
決めていたことで

でも
会うたび

そのあたたかさや
ぬくもりに
包まれてしまうと

何も言えずに

身体をゆだね
甘い世界を選んで
しまってきた。

裸の自分や
素の自分を

誰よりも理解してくれ
一番そばで
見守って
くれていたはず……。

何度となく
あの人の中で
涙して

何度となく
受け止めてくれた
あの人。



幾度の別れを
繰り返しては

結局は

あの人を選んで
求めてしまってきた。

おんなじ繰り返しを
幾度となく……。


別れを切り出すたびに
あの人は

『また俺を
必要とするときが
来るよ。』

と言い

そうして来てしまった
自分の弱さが情けない。

もういい加減
決意しなければ。
決意しなければ
いけないの。

またいつか……

違った自分たちで
会えたとしても

きっとまたあの人は
大きな心で
笑って迎えて
くれるのでしょう。

そういうヤツだもん。



でもごめん。

今は
これから先のことを
自分の力と
自分の足で
歩いてみたい。

勝手でごめんなさい。

私の勝手な決断も
きっと
あの人は
承知のうえなんだ。

分かってたはずなんだ。


あの人のいなくなった
がらんとした
この部屋に

私も

慣れなくちゃ…ね…。

あの人の残像に
しばらくは
悩まされるのでしょう。
残り香を
追ってしまうのでょう。


でも大丈夫。

自分で出した答えには
後悔はしない。

あの人なしでも
前に進めるよう
強くなるから。



たくさんの思い出と
たくさんのぬくもりと
たくさんの愛を

ありがとう。



……さようなら。



さようなら。
我が家のこたつと
毛布たちよ……。



もう
しまうで長音記号1長音記号1長音記号1長音記号1パー