先日、桜が開花したと思ったら
もう散ってしまい
もう少しゴールデンウィーク
時が経つのは早いですね。。
先月、
興味深い論文が発表されました
音楽を聞いても全く快感を覚えない
「音楽無快感症」という症状があって
生理反応もそれを反映していた
といういうのです
快感を引き起こす脳領域は
いくつか知られていまして
まとめて報酬系と呼ばれます
報酬系(reward system)というのは
快感を引き起こす要素を
報酬と呼ぶことに関係します
快感は、単に気持ちいいというだけでなく
嬉しいとか楽しいという感覚も含みます
ご飯を食べるのも気持ちいいですし
性的な気持ちよさもありますね
それだけでなく
お金をもらっても嬉しいですし、
勝負事に勝っても喜びます
音楽を聴いて心地よくなる人も
少なからずおられるでしょう
私もその一人です
かなり好きですね
いろいろなジャンルの音楽を聴きますが
子どもの頃からよく聴いているのは
クラシックです
特に古い音楽(バロック音楽)が好きで
中でも、バッハが大のお気に入りです
最近ハマっているのは
バッハのカンタータ第54番『罪に手むかうべし』BWV54
ブログを書いたりしながら
リピートして聴いています
上記の動画でピアノを弾いている、
グレン・グールドも大好きです
ちなみに、BWVというのは
Bach-Werke-Verzeichnis
の頭文字をとったもので
バッハ作品番号のことです
どうして
カンタータの番号と作品番号が
両方とも、54で同じなのかって?
いいところに気付かれました
これは
モーツァルトの作品番号の
K(ケッヘル)などが
作曲順に付いているのに対して、
バッハの作品番号はバッハの死後に
曲のジャンルごとに整理されて
カンタータという声楽曲から
番号付けがされているためです
ん?
何の話でしたっけ。。
あ、報酬系の話で
音楽にも快感を覚える方も
おられるでしょう、ということでした
今回ご紹介する論文はこちら↓です
Mas-Herrero M, et al. (2014)
"Dissociation between Musical and Monetary Reward Responses in Specific Musical Anhedonia"
Current Biology 24(6) 699-704.
論文のタイトルにある
"Musical Anhedonia" というのは
anhedonia が無快感症ですから
音楽無快感症ということになります
音楽無快「楽」症として
紹介されている記事もありますね
ちょっと長くなりましたので
論文の中身は次回以降に。。
(つづく)
文:生塩研一
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