今月から
消費税が8%になりましたね
思えば、
消費税が導入されたのが
平成元年4月1日(竹下内閣)
最初は、3%でした
8年後の
平成9年4月1日(橋本内閣)
5%に引き上げられます
5%時代は17年続いたのですね
3% → 5% → 8%
3、5、8?
どこかで見た数字、ですよね?
3の前を付けてみましょう
1、1、2、3、5、8
お気付きいただけましたか?
ところで、
ヒマワリの真ん中にある種は
びっしり詰まっていますね

よく見ると
らせんの配列をしていて
その列を追うことができます
そのらせんの本数を数えると
8、13、21、34
のようになっていることが多いとか
背後に何か規則がありそうです
もちろん、
キレイな「らせん」ではなく乱れていたり
らせんが分岐したりして
上記の本数からずれるケースも
多々あります
で、3、5、8は?
8、13、21、34と関係あるの?
はい
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, …
はフィボナッチ数列です
直前の2つの数を足し算するという
規則に従っています
上記の数列で
ちょっと試してみてください
このフィボナッチ数列は
いろいろな性質を持っています
奇数番目のフィボナッチ数列を
全て足し上げると
その最大の数の次のフィボナッチ数
に等しくなります
例えば、
1番目、3番目、5番目の
フィボナッチ数を足し上げると
1+2+5=8
ですが、
足し上げた最大のフィボナッチ数は
5番目の5で、その次は8ですから
正しいことがわかります
それから、
(3の倍数)番目のフィボナッチ数は偶数
(5の倍数)番目のフィボナッチ数は5の倍数
とか、たくさんの性質があります
その中でもひときわ輝くのが
隣同士の数の比が黄金比に近付く
ということでしょう
黄金比というのは
最も美しい比率とされ
いろいろなところで語られます
どんな比でしょうか?
ある線の長さを二つに分けたとき
その短い方と長い方の比が
長い方と全体の比に等しい、
つまり、
分けた2つの長さを
a(短い方)と b(長い方)としたとき
a : b = b : (a+b)
が成り立つ比のことです
数で表すと
1:( 1 + √5 )/2
近似的には
1:1.618
くらいになります
ここで、
フィボナッチ数列の
隣同士の数の比を計算してみましょう
3/2 = 1.5
5/3 = 1.66666…
8/5 = 1.6
13/8 = 1.625
21/13 = 1.615384…
34/21 = 1.619047…
55/34 = 1.617647…
だんだん、黄金比の 1.618 に
近付いていますね
この黄金比も植物と関係があります
植物の茎から葉が出るとき(葉序)が
らせん状にずれて出ることが多く
その角度も、137.5度が多いとか
黄金比とどう関係があるのでしょう?
1回転の360度から引くと、222.5度
222.5度と137.5度の比をとると
1.618…
そうなのです
137.5度は
円周の長さの黄金比を与えるのです
これらの
植物にみられる数学的な性質は
植物の成長や発生と関連付けられた
研究が進められています
ところで、
花びらの数も、フィボナッチ数が多い
つまり、
3枚、5枚、8枚が多い
とされることもありますが、
実際には
5枚が一番多くて
5枚から離れるほど少なくようですので
特にフィボナッチ数の枚数をもつ
植物が多いというわけではなさそうです
ただ、
5枚が多いというのは
不思議で面白いですよね
というわけで
3、5、8
と来たら、その次は
13
しかないでしょう
ということで、
消費税の変遷が
フィボナッチ数列に従っていれば、
次回は、13%に引き上げられる
ということになります(笑)
(おしまい)
文:生塩研一
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