※ 残念ながら、STAP細胞の論文は
2014年7月3日、掲載した Nature 誌が
取り下げを発表しました
※ 以下は、それ以前に書いたままです
すごいニュースが飛び込んできましたね
『STAP細胞「大変革」 世界が興奮、米指導教授も称賛』
Obokata H, et al. (2014)
“Stimulus-Triggered Fate Conversion of Somatic Cells into Pluripotency” , Nature 505: 641-647 (Article)
doi:10.1038/nature12968
Obokata H, et al. (2014)
“Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency” Nature 505: 676-680 (Letter)
doi:10.1038/nature12969
これ、ホントにすごいです
小保方晴子博士、素晴らしい!!

『小保方晴子さんってどんな人?「生物細胞学の歴史を愚弄」との酷評にめげずSTAP細胞を作成』 from The Huffington Post
ちょっと指輪が気になったりして
Vivienne Westwood らしいです
ちなみに、博士(工学)
そんなことはいいとして、、
STAP細胞って、何だか難しそう。。
再生医療に関係しているらしい
ということは何となく分かるけど、
具体的には何がどうなったの?
あれ?
この前、京大の山中伸弥博士が
iPS細胞でノーベル賞を授与されたけど
iPS細胞とどう違うの?
ん? そう言えば、
ES細胞とか言うのもあったような。。
それともどう違うの?
そんな疑問を一気に解決しましょう!
さあ、はじめますよ
動物や植物などの多細胞生物は
1つの細胞が細胞分裂で細胞を増やして
個体を形成します
スタートの細胞は、受精卵ですね
細胞分裂により
2細胞期、4細胞期、8細胞期と
倍々ゲームで細胞が増えていきます
細胞が増えてツブツブの塊になると
桑実胚といいます
桑の実に似ているので
そんな名前になっています
それから進むと着床の準備段階で
内部に液の溜まる空間が出来て
胚盤胞となります
その胚盤胞の内部にある細胞の塊を
内細胞塊(or 内部細胞塊)と言います
着床すると
内細胞塊が、外胚葉や内胚葉となり
やがて、その間に中胚葉もできて、
外胚葉は、脳や表皮に
中胚葉は、骨格や筋肉に
内胚葉は、内臓などになって
個体が形成されていきます
なので、
内細胞塊の細胞は
身体のあらゆる部分の細胞に
なれる能力をもっているわけです
この能力を使ってしまおうというのが
ES細胞(胚性幹細胞、Embryonic Stem cells)
内細胞塊から細胞を取り出し
目的の臓器になるように誘導して
それを体内に移植します
ただ、
生命の芽生えの段階に
手を加えてしまうので
倫理的な問題も議論されています
ES細胞はこんな感じです
次回は、
iPS細胞をマスターしましょう
(つづく)
文:生塩研一
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