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しかし、寒いですね



とは言え、

アメリカやカナダはこんなものではなく

もっともっと大変らしいですよ



なにせ、こんな感じらしいですから



アメリカ寒波


from Mail Online






さて、



年末年始に帰省するなどして

普段会わない人に会うことで

嬉しかったり、驚いたり

いろいろな感情が沸き起こりました



皆さんは、いかがでしたか?



心理学や脳科学では

感情、という言葉の他に

「情動」という言葉を使っていて

いわゆる感情とは少し違うもの

と考えます



では、どう違うのでしょう




さまざまな体験は

幸せ、悲しみ、驚きなどの

1) 気持ちの変化

を引き起こしますが、


表情(情が表れる)と呼ばれるように

2) 顔や身振り

にも表れますね



そして、それらだけでなく

汗が出たり、心拍数が上がったり

脳内物質が放出されたりします



これは

3) 自律神経の応答

によるものです



脳科学や心理学では

これら 1)、2)、3)をまとめて

「情動」と呼ぶことにしています



一時的な反応で

それほど長くは続かないのが特徴




それに対して、感情は

嬉しいとか、悲しいとかの気持ちが

長く続く場合も含みます



つまり、

情動とは、感情の一部で

一時的な反応と考えるのです




脳科学では

情動に関わる脳領域の研究が

割と以前から進められてはいますが

なかなか難しくて

まだまだわからないことだらけです



近年、また盛り上がりを見せていて

脳科学でもホットな研究分野

となっています



これまでの研究により

情動には、大脳辺縁系という、

新しい脳である大脳皮質と

古い脳で生命維持を担う脳幹や間脳との

間に位置する脳領域が関わっている

ということが分かってきました



ところで、

「悲しいから泣くのではなく

 泣くから悲しいのだ」

という考え方があります



ジェームズ = ランゲ説

を説明する際によく使われますが、

身体的な変化が気持ちの変化をもたらす

というものです



この真偽は別として、

情動が身体と密接に関係している

ということに疑いはないでしょう



脳科学として情動を研究する難しさは

どのように感じたかを

客観的に評価することが難しい

という点にあります



情動を研究するのに

身体反応とリンクさせるという

アプローチがあり、私も注目しています




次回は、

このアプローチによる情動の

研究論文をご紹介しますね



(つづく)





文:生塩研一





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