前回は、
子どもから素朴な質問を受けたとき
逃げてしまいがちなのは
親が変なプライドをもっているからで
その考え方から変えましょう、
というところまで書きました
拙ブログ『子どもの素朴な質問から逃げてませんか? (1)』
大人だから知っていないといけない
この、勝手に作ってしまった幻想を
まず壊しましょう
知らないことは知らない
でいいのです
素朴な質問は
答えにくいものが多いですが、
仮に答えやすいときにも
イタい対応がよく見られます
「え? そんなことも知らないの?」
とか言って、自慢げに長々と語る
これ、みっともないですね(笑)
単純な「逃げ」ではありませんが、
突き放していて、
ある意味、逃げています
少なくとも寄り添っていない
子どもは知りたいだけなのに
バカにされてしまう
子どもとしては、もう聞く気が
起こらなくなってしまいますね
親としては
その場は自分が優位に立ったようで
優越感があるのかもしれませんが、
子どもより知っていて当たり前なのです
学びに大事なのは
素直さであり、謙虚さです
恐ろしいことに、
「逃げる」という行為は
その両方を同時に崩してくれます
子どもはよく見ています
ほらまたハグラカした
そんな経験が何度か重なると
もう聞かなくなってしまいます
親としては、
ふぅ~、やっと
どうして?どうして?期が
終わってくれた
成長してくれたな
なんて、
安心している場合ではありません
確かに、成長に伴って知識も増えて
疑問も少なくなるでしょう
しかし、実際には
子どもから見切られてしまった要素
が大きかったりします
そう考えると寂しいですよね
日々、小さい「闘い」で逃げて来たツケ
それが、こんな寂しい結末に
つながってしまうのです
疲れて帰って来て
知らないことを質問されると
自宅でも自分が試されているようで
いい気がしないかもしれません
しかも、小さい子どもに
聞かれているわけですから
ばつが悪いですね
逃げるのは
とりあえず簡単です
そのうち
聞かれなくなるかもしれませんし
でも、
ここで、一踏ん張り
というか、モードチェンジ
余計、わかりませんね。。
人間、嫌だなと思うと嫌になるものです
脳科学の研究により
算数の計算をする前に嫌だなと思うと
身体が痛むときに活動するのと
同じ脳領域が活動する
ということが分かっています
つまり、
嫌だな、思った瞬間、
脳は痛みを感じてしまうのです
そりゃ、嫌になるわけです
逃げたくもなります
どうしようもない、ですか?
いえいえ、簡単に変えられます
まず、嫌だなと思わなければいいのです
これだけで随分違います
これだけ、と言いましたが
実際には、それなりの覚悟が必要です
要は気の持ちようです
大丈夫
逃げずに、まずは話を聞きましょう
にこやかに。
次回は、具体例を交えて続けてみます
(つづく)
文:生塩研一
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