今日のおやつに持参して食べたお菓子が
意外に美味しかったので、ご紹介
ちぼりチボンの
メゾン・ド・クッキア「抹茶チョコサンド」

ゴーフレットは
あまり得意ではないのですが、
これは、ゴーフレットが片面で
反対がクッキーになっていて
抹茶チョコをサンドしています
サクサクとして美味しかったです
さて、
昨日のブログでは
『記憶は意外と当てにならない?』
記憶の曖昧さに関するロフタスの実験を
2つ紹介しました
今日も昨日に引き続き
記憶の心理実験をご紹介します
まずは、大学の構内で行なわれた、
目撃証言の曖昧さを検証する実験
学生が教授を襲撃するという事件
を演じるのですが、その際、
近くに襲撃者と似た年齢の若者が
そばに立たたせておきます
つまり、役者は3人
その「事件」をたまたま目撃した141人に
目撃証言をとったところ、
暴行が続いた時間の長さは、2倍半
犯人の体重は、14%増など
過大評価されていました
7週間後、
6枚の顔写真から犯人を選んでもらうと
正解したのは半数以下の 40%で
25%は、なんと、
そばに立っていただけの若者を
犯人として選んだのでした
目撃証言を曖昧にする要因にも
いくつかあるようです
例えば、凶器
犯人は拳銃などの凶器をもっていると
凶器に意識が集中してしまい
犯人の容貌などが覚えにくいとのこと
また、残虐な場面などで強い情動を
引き起こされたときにも
それに惑わされてか
記憶が曖昧になるのだそうです
犯人が凶器をもっているとか
残虐な場面という大事な場面で
肝心な犯人のことを覚えにくいなんて
困ったものですよね
続いては、
余計な情報のせいで
記憶が書き換えられてしまう
ということを示した実験を2つ
一つ目は
図形を覚えてもらう心理実験で
図形に名前をつけておくと
後で、図形を思い出して描くときに
その名前に影響されるという実験です
例えば、
2つの円を一本の線でつないだ図形に
「メガネ」と名前をつけた場合と
「鉄アレイ」にした場合とで
それぞれ思い出して描いてもらうと、
「メガネ」と名付けられた図形は
微妙にメガネっぽく、
「鉄アレイ」の方は、
鉄アレイに近い形を描いたのだとか
覚えるのは図形だけでいいのですが
余計な名前が付けられていると
そのイメージにひっぱられるのですね
二つ目の実験は
質問に紛れ込んだ余計な情報からも
影響を受ける、という実験です
授業中の教室に8人の学生が
乱入した映像を見せた後、
乱入した4人の学生のリーダーは男性?
乱入した12人の学生のリーダーは男性?
といった2つの質問をします
質問文のにある犯人の人数は
実際とは違うのですが、
そこはサラッと流して
リーダーの性別を聞くことで
意識を逸らせます
そして、1週間後
乱入した学生の人数を聞いたところ、
「乱入した4人の、、」と聞いた方では
平均で 6.4人、
「乱入した12人の、、」の方では
平均で 8.9人との回答でした
さりげなく聞いた質問に
紛れ込ませた余計なの情報が
記憶に影響してしまったのですね
読んだ文字の情報や
聞いた数字の情報が頭に残りやすく
実際に見た情報を書き換えていく
のかもしれません
このように記憶というのは
意外とあてになりませんから
出来るだけ記憶が新鮮なうちに
その場でメモをとる習慣を
つけるようにするといいでしょう
昨日と今日のブログは
榎本博明著
『記憶はウソをつく』
を参考にしました
(おしまい)
文:生塩研一
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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