今朝は、
7時過ぎに家を出て
近くの小学校へ
参議院選挙の投票に行きました
涼しい時間に行ったつもりでしたが
日向を歩くと結構暑かったです
その後、朝食にと
近くの美味しいパン屋さんで
サンドイッチ、総菜パン、
菓子パンを買って、公園で食べました
気持ちよかったのですが
セミが元気過ぎ。。
耳の感覚がおかしくなりそうでした
さて、
前回のブログでは
脳の活動を調べる方法として
頭を傷つけない脳機能イメージング
について、その概略を書きました
今回は、最近よく使われるように
なってきた NIRS について
進めてみたいと思います
NIRS は、ニルスと読みます
Near-InfraRed Spectroscopy
なので、NIRS
日本語では、近赤外分光法
近赤外線は、赤外線の一種
光の仲間です
虹を見てお分かりの通り
光は波長によって色が違います
波長の長い方から
赤 橙 黄 緑 青 藍 紫
のようになっていますが、
赤より波長が長くなると
ヒトの目には見えない赤外線
紫より波長が短くなると
ヒトの目には見えない紫外線
赤外線の波長は
0.7μm ~ 1mm と幅広く、
その中でも可視光に近い方から
近赤外線 0.7 ~ 2.5 μm
中赤外線 2.5 ~ 4 μm
遠赤外線 4 μm ~ 1mm
に分類されます
遠赤外線は、いわゆる熱線で
いろいろな物体の表面温度を調べる
サーモグラフィーも
遠赤外線を計測しています
NIRS に使われる近赤外線は
暗視カメラ、赤外線通信、
テレビなどのリモコン
に使われています
NIRS では、近赤外線を
頭皮上から脳に向かって照射して
頭の中で散乱された後に
出てくる近赤外線を検出して
強度がどれくらい減ったかを
算出することで脳の活動を調べます
なぜ近赤外線を使うのでしょう?
この光は生体への透過性が高いので
生体内部の様子を調べられることが
挙げられます
これより波長が長いと
生体の浅い所で水分子に
エネルギーが吸収されて
熱に変換されるので
脳まで届きません
逆に、これより波長が短くても
透過性が下がります
近赤外線は生体内の
いろいろな物質の情報を得るのに
ちょうど適した光なのです
近赤外線は
食品の成分分析にも使われます
例えば、果物の糖度とか
脳活動を調べるときには
近赤外線で血流の変化が分かります
どうやって血流の変化が分かるのか
については、また今度。
(つづく)
文:生塩研一
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