先日、痛みの感覚について
講義で話していて、子どもの頃の
痛い体験を思い出しました
【その1】
子どもの頃は、夕方によく
ランニングをしていたのですが、
小学校6年生のときでしたか
いつも走るコースの途中に
ちょうどジャンプして届く
コンクリートの台があって
上面は芝生になっていました
慣れてくると、いろいろな
飛び方を考えます
しっかり高く飛べると
コンクリート台の上に
ちょこんと正座で着地できました
頑張ればミスすることも
ほとんどなかったのですが、
あるとき、高さが足りず
コンクリート台の上面の角に
向こう脛を強打してしまいました
弁慶の泣き所に体重がかかって
かなり痛かったです
しばらく動けませんでした
まだ治りきらないうちに
修学旅行に行ったので
写真には脛にガーゼを充てて
写っています
【その2】
これもまた小学生のとき
だったように思いますが
夏休みの自由研究で
いろいろな植物の成長を
記録していました
植物の全体や葉をスケッチして
葉や枝の長さなどを測ったり
新芽や枯れ葉を数えたり
観察するときは
小さい椅子の上に座って
膝にバインダーやノートを乗せ
その上に、鉛筆、定規、ピンセット
を置くという姿勢で観察
私には妹が2人いますが
あるとき、私が観察していると
少し離れたところで、下の妹が
ハチがいて怖がっていたので、
優しい兄の私は、すぐに立って
助けに向かいます
2、3歩進んだとき、
足の裏に鋭い感覚が。。
サンダルを履いている足をみると
裏にピンセットが刺さっています
なんで、ピンセットが足の裏に?
かわいい妹を助けるために
急いで立ったものですから
膝に置いていたものに気を留めず、
立ち上がるのと同時にピンセットも
持ち上がり、やがて
尖った方を上にして落下
そして、
2、3歩進んだところで着地
ちょうどそのとき、
ピンセットの上に足が。。
としか考えようがありません
あまり薄くないサンダルでしたが
それを貫通して、
足にもしっかり深く刺さっていました
ヒトは足で画鋲を踏んだりして
侵害刺激が加わると
脳まで情報が伝わる前に
脊髄経由で屈筋群を収縮させて
痛み刺激から逃避する、屈曲反射を
しますが、それでもしっかり
刺さっていたようです
自分でひっこ抜いて、
血が滴る中、上の妹の肩を借りて
近所の外科に行ったのでした
(つづく)
文:生塩研一
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