私は音楽を聴くのが好きです
特定のジャンルだけではないのですが
クラシックをよく聴きます
特に、バッハなどのバロック音楽
クラシックが好きになったのは
両親の影響が大きいと思います
車に乗ると、父がよくクラシックの
カセットをかけていました
小学校の頃に一番好きだったのは
バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」
中学校の3年間はクラシックのみ。
中2の頃でしたか、一時、
ベートーベン
交響曲第5番『運命』にはまり、
一日に4、5回聴くのを
1ヶ月くらいは続けたような。
全楽章で30分くらいですから、
2時間以上聴いていたことになります
要は、
ながら勉強をしていたわけです(笑)
生まれて初めてのコンサートも中2。
カール・ミュンヒンガー指揮
シュツットガルト室内管弦楽団でした
(我ながら、よく覚えてる。。)
最初の音を聴いた瞬間、
目眩がするほど感動しました
大学に入ってからは
人を乗せてドライブするのに
クラシックではマズいので
洋楽を聞くようになり
それから、邦楽もという流れです
ですから、
ということもないのかもしれませんが
邦楽でも聞いているのは、楽曲
歌詞は余り聞いていません(笑)
子どもの頃、楽器を音楽教室で
習ったことはありませんでした
8年前、
ヴァイオリンがかなり上手な学生が
たまたま近くにいたこともあり、
ヴァイオリンを買いまして
教えてもらっていました
ヴァイオリンは弦を張って
弓でこすって音を出しますね
弦を指でポンと弾くと
弦が横方向に高速で振動します
これ、
技法的にはピチカートといいます
ピチカートだと、1回弾いたら
少しの間、弦が揺れて音が出ますが
だんだん揺れが小さくなり
音も消えて行きます
弓でこすると、
それが連続的に続くわけです
弓は馬の毛でできています
弦は現代楽器だと金属製で
スチール弦といいます
古楽器は、羊の腸から作られた
ガット弦を使います
ガットとは、
羊など、動物の腸で作る糸のこと
ちなみに、テニスのラケットで
面に張った網をガットと言いますが、
もともと、上記の羊の腸から作った
ガットを張っていたのが由来
現在ではナイロン製が多いですが
昔の名残でガットと呼んでいます
普通にガットと言えば、
ナイロンガットを指します
それに対して、腸を使うガットを
ナチュラルガットといいます
昔は、シープガットと呼んでいました
羊の腸から作っていましたから。
今では、牛の腸が使われるようになり
ナチュラルガットと呼びます
少し値段は高いですが、
私はナチュラルガットが好きです
打球感がよくて、
使い始めるとやめられません
あれ? 何の話でしたっけ?
あ、ヴァイオリンでしたね
スチール弦にしろ、ガット弦にしろ
弓でこするだけでは
かすれた音しか出ません
滑ってひっかからないからです
滑りにくくするために
弓に松脂をつけます
すると、弓のひっかかりがよくなって
弦がよく振動するようになります
弦だけでは大きい音にはならないので
弦の揺れを駒で本体に伝え
本体の中の魂柱という柱で
裏板にも振動が伝わります
音が出ているとき
弦は横方向に振れているわけですが
横方向に大きくずれているのは
弦が少し引き伸ばされているわけで
伸ばされるほど、
元に戻ろうとする力が働いて、
元の真っすぐな状態に戻り、
今度は慣性で反対方向に振れて
また戻る、というのを繰り返します
慣性とは勢いのことで
走っていると、急には止まれない
という、あれです
慣性は重いほど大きくなります
ということで、
弦も太いほど慣性が大きく
行き過ぎてしまい、元に戻りにくく
素早く振動することができません
音というのは空気の振動ですから
速く振動するほど高い音になります
それを示す単位は Hz (ヘルツ)
1秒間に何回振動するかを表します
太い弦は音が低いというのは
そういうことです
それから、弦の引っぱり具合も
音の高さに関係します
というのは、
弦を引っ張る力を強くするほど、
横に振れたときに戻る力が強く
振れ幅が小さくなって、
素早く振動するからです
また、
弦の長さも音の高さに関係します
材質、太さ、引っ張る力が同じ弦だと
短いほど速く振動するので
音が高くなります
ヴァイオリンでは、
指で弦を押さえる場所を変えて
弦の長さを変えることで
いろいろな高さの音を出します
これらのことは、
ご家庭でも簡単に確かめられます
輪ゴムを引っ張って
弾いて音を出してみてください
引っ張る強さや、長さを変えると、
音の高さが変わるのがわかります
太いゴムがあれば、
低い音が出ることもわかります
是非、お試しください。
そう言えば、
しばらくヴァイオリンを弾いていません
しばらく前、教えてくれていた学生が
卒業してからサボってます。。
独りではなかなか続けられません
習いに行こうかな。。
(おしまい)
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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