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こんばんは!

サイエンス・コンシェルジュの
生塩研一です






最近ネットで話題になっている
日本人女性のバランスパフォーマンス
があります


日本人女性が見せた「バランス神技」に世界が衝撃を受ける! 「完全に言葉を失った」「これこそ “アート” だ!」


まず、動画↓をご覧ください!

「Sanddornbalance by Miyoko Shida Rigolo」



最初に乗せた羽の意味が、
最後の最後で分かりますので
是非、最後まで。。7分43秒






いかがでしたか?

集中して、凛とした表情もいいですね



最後の、羽を取るシーン

緊迫します


いかに微妙なバランスを保っていたか
伝わってきます



この動画から、ちょっと物理の
勉強をしましょう


このようなバランスで考えるのは

乗せる物の重さと、支点からの距離

要は、力のモーメントです



太さが均一な棒の両端に物を乗せて
1点でバランスをとるとき

両端の物の重さが同じなら
両端から等距離の真ん中を支点として
バランスがとれます

重さに違いがあるなら

(重さ)X (支点からの距離)

が同じになるように、
支点の位置が決まるわけです

$プラスサイエンス-てこ


「てこの原理」と言った方が
わかりやすいでしょうか?



同じ重さでも、支点からの距離で
モーメントが変わる

つまり、
重い物と軽い物でバランスを取るには
支点は重い物に近くなるということ


このパフォーマンスでは、
片方が太くなっていますので

簡単のため、
その太い端の重さと、
その反対側に乗せる棒の重さで
バランスを考えましょう



最初に羽を乗せた棒、、棒?


これ、
ヤシ科の枝というか葉柄ですかね

$プラスサイエンス-MiyokoShida

シダミヨコさんのFacebookより


まあ、棒でいいですよね


最初に羽を乗せた棒の重心は
羽を乗せたところと
反対側の太くなっている端の
中間くらい


この棒は片方が太いので
棒だけでバランスを取るなら
支点は太い端の近くになりますが、
反対側の遠くに羽を乗せてた分、
支点は太い端から少し離れます


で、
それをさらに棒に乗せて
バランスを取る、、

というのを繰り返して行くわけですが

乗せる棒の総量が大きくなりますので

新しく乗せるところに重さが
かかるため、乗せるところは
支点にどんどん近くなるはずで

よく見ると、実際にそうなっています


なるほど。。。





それから、
最後に羽を取るシーン


羽は支点から結構離れていますので
その距離の分、モーメントが大きく
なっています


ですから、
軽い羽を取っただけですが、
実は結構大きいモーメントを
取り除いたことになります



とは言え、
集中力とバランス感覚は素晴らしい!




ちなみに、
パフォーマンスをされている
シダミヨコさんは、
広島県福山市出身
山口大学人文学部を卒業され
銀座の化粧品会社に勤務
20代後半で、念願のダンスに方向転換
パリ在住で、ヨーロッパを中心に
ダンサーとしてご活躍、とのこと

あの美しい身のこなしは
ダンスをされているからなのですね

参照:シダミヨコさんのmyspace




感動ついでに物理の勉強、の巻でした



(おしまい)







お読みいただきまして、ありがとうございました。

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