変態紳士で何が悪い!!

変態紳士で何が悪い!!

がんばれ僕。負けるるな僕。

Amebaでブログを始めよう!


右から読んでも、左から読んでも…

…ではなくて。


僕はよく、妹にチューを求める。

何てことのない、兄弟なら普通のことだ。


しかし、最近妹がやけにチューを嫌がる。

反抗期か?


今日も、いつものようにチューを求めた。


「おはようの、ちゅー」

「あ、おはよう」


「行ってきますの、ちゅー」

「行ってら…」


「ただいまの、ちゅー」

「…おかえり」


「お風呂の、ちゅー

「しつこいな!!」


「ごはんの、ちゅー」

「もう、やめて…」


「おやすみの、ちゅー」

「いい加減にしろーっ!!」


ドスッ…


…蹴られた。


朝からずっと、その姿を見ていた姉が

「あんた、あたしにはチューって言わないよね」


「何?気持ち悪…っ」


「お前が言うかwww」


母に突っ込まれた。

兄弟の会話に入るなんて珍しい。



僕の母は、韓流スターにハマっている。

特に東方神起(?)が好きらしいが、よく知らない。

韓流スターが好きで、友達と韓国旅行に行くくらいだ。

先日も1週間くらい行っていた。

母がいないため、一番早く帰った人が夕飯を作ることに。


この日は、姉がいちばん帰宅が早くなる予定。

…僕は、姉が料理をしているところは、見たことがない。

念のため、朝確認をした。


僕「今日、姉ちゃんが夕飯の支度だよね。大丈夫?」


姉「誰に言ってんだ!!任せとけーいっ!!」


男らしい姉。

何だか頼もしい、うん任せて大丈夫そうだな。



僕は、6時ごろ帰宅した。

先に妹も帰ってるみたいだ。


玄関に姉が出迎えに来てくれた。


「おかえり」


「ただいま」

<珍しいこともあるもんだ>


「鞄、お預かりします」


「え?…あ、はい…?」

<なんだ?気持ち悪い>


「あなた…」


<…?新婚さんごっこですか?>

「ん?何?」


「ごはんにする?ライスにする?それとも、お・こ・め?」


「あれ?僕の耳がおかしいのかな。もう一回言ってもらえる?」


ゴホンッ…ごはんにする?ライスにする?それとも、お・こ・め?」


「何故だ!?やはり、僕には選択肢が一つしか見当たらないっ!!?」


理由を聞いた。


「あんな残り物じゃ何も作れないわよ!!」


らしい。

まだ、買い物はしたばかりだったと思うけど。


「お米は炊いちゃったから、あんたライスをおかずにご飯食べて。」


この人は何を言っているんだろう。

あまりにもシレっと言うもんだから、僕がおかしいのかと錯覚してしまいそうになるじゃないか。


「私は妹と外食してくるから」


「はい?」


…本当において行かれた。

何なんだ、僕の姉。いろんな意味で凄すぎる。



リビングのワックスをかけ直した日、僕は滑って転んだ。

その時、姉を巻き込んで転んだ。


ツルッ


「…あぎゃ…っ」


「…っ…な!!」


ドスンッ


「おま…痛いな!!姉を下敷きにするな!!」


「いったー!!下敷きにはしたが、胸までスレンダーな姉じゃクッションにはならなかったか。」


「何て?隠れ巨乳に今何て?」


「だったら、おっぱい揉ませてみろ!!」


「何言ってんだ、DTが。」


「DTじゃねえし!!」


「…は!?」「…え!?」


「お兄ちゃん、彼女いるの?」

「妄想も大概にしろ。」


「え、何その反応!?」


僕はいかにも彼女がいないように見えるのか。

いや、いないけどね。

でもいないのは、ここ1年くらいだからね!!



姉がテレビを見ているとき、父が暖房を点け、母が電子レンジを使い、妹がドライヤーを使っていた。

僕がカップラーメンを食べようとT-falを使った瞬間…ブレーカーが落ちた。


僕「何だ!?みんな、伏せろっ!!」


妹「くぁw背drftgyhじゅいこlp;@:「」!!!」

「ブレーカーか。ごめんごめん。あははははー(゚∀゚)」


ブレーカーを上げて戻ってきた僕に対し、


姉「てめーか?」


「え、あ。ごめん。お湯沸かそうとしたらさ…」

<お姉さま、口調が荒すぎません?>


「ちょっと、ジャンケンしようか」


「え?あ、うん?」


……バッッッッッ!!!!!!


「ちょっとお姉さま!?そのグーは、殴り使用のグーですよねっ!!?」


「…どうしてくれる」


「……へ?」


「録画が台無しじゃねえか」


「そんなことで怒ってんの?」


「腹に力入れろ」


「はいっ!」


…ドゴッ


「すねがあぁぁあああぁぁあ…っ!!?」


「ふっざまあ」


…本当に申し訳なかった。

そして電気が点いた時、妹は律儀に伏せていた。




夕飯を作っている母に向かって


僕「バーカ」と言えば


母「ん?何?」と言う。


「お前なんか嫌いだ」と言えば


「そっか、そっか」と言う。


「あっち行け」と言えば


「うん、うん」と言う。


「ごめんね」と言えば


「わかった、わかった」と言う。


こだまでしょうか。

いいえ、ある意味無視です。



テレビを見ていた父に向かって


「バーカ」と言えば


父「お父さん、何かしたか?」と言う。


「お前なんか嫌いだ」と言えば


「どうして?」と言う。


「あっち行け」と言えば


「わかった」と言う。


「うそうそうそ!!ごめんんさい」と言えば


「なーんだ、よかったー」と言う。


こだまでしょうか。

いいえ、ただの気が弱い父でした。



結果的に、父がいちばん僕的には厄介だった。

てか、うちの家族じゃ、こだまにすらならないとは。