最後のボックスは、母の日に限らず、さまざまなギフトにご購入いただいています。
今や、フォトフレームのNo. 1デザインに次ぐヒット商品になりました![]()
フラワー作家にとってもっとも大事な「母の日」イベントですが、
母の日の本日のyahooニュースにこんな記事がありました。
10代でお母さんを亡くした大学生が、世間の『母の日イベント』が盛り上がる状況がつらいというもの。
すごくわかります![]()
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わたしが母を亡くしたのは40歳ちょうどで、自分が十分に大人になってからですが、母が亡くなった後、初めての母の日を迎えた時のことは今でもハッキリ覚えています。
母の遺骨を納骨する日のために、デパートにお花の注文に行った時のこと。
エスカレーターに乗ってる時や、店内のあちこちに、真っ赤な派手なポスターがあり
「母の日ギフト
」
「お母さん、ありがとう![]()
」
「5月○日は母の日❣️」
みたいな、いかにも幸せいっぱい
な雰囲気の母の日イベント広告が、目からも耳からも入ってきて、
ふと思ったのです。
あぁ、このイベント、わたしには関係ないものになったんだな
と。
その前年までは、同じデパートで当たり前のように、毎年母に口紅を買っていました。
イベントを煽るお店が悪いわけではない、
もちろんお母さんがいる人が悪いわけでもない、
でも、
母の日の広告を見たくない
と思ったのは事実で、早々にデパートを出てきました。
それから2年後、ようやく気持ちの整理もつき、新しいことをやってみようという気力も沸いてきて、長年やりたかったお花を習い始めました。
習い初めてちょうど一年経った2016年4月にネット販売を始めることにしたのですが、それを師匠に話した時に
「今の時期だから、母の日ものに力入れたら売れやすいんじゃない⁉︎」
とアドバイスをいただいた時に、
あぁ、、
よりにもよって、なんでお花を始めちゃったんだろう。。
と、軽く後悔しました。
師匠がそう言うのはフラワー作家として至極当然のことで、花作品の販売を商売にするなら他のイベントはスルーしても、母の日だけは絶対に外せません。
しかし、一年目はあまり母の日まで時間がなかったこともありますが、どうしても母の日作品を作る気持ちになれず、母の日商戦には参戦しませんでした。
販売に慣れてきた3年目。
母の日用に作ったわけではない作品が、ミンネの「母の日特集」に選ばれました。
訳がわからないくらい売れ、作ってるそばからまた売れる、、の繰り返し。
花を作るだけならば特に意識することはないのですが、母の日の場合はメッセージの希望も多く、
「お母さん、いつもありがとう!」
「これからも見守っていてね!」
「大好きなお母さんへ♡」
みたいなメッセージを代筆しながら、初めは
「いいなぁ、お母さんがまだ生きていて」
なんて思っていましたが、あまりの数をこなすうちにだんだんなんとも思わなくなってきました![]()
お花という媒体を選んだ自分を恨みそうになったけど、結果的にはお花をお母さんに贈りたいというお客様の想いに癒されていき、わたしの母の日コンプレックスは払拭されました。
本当に、今は心の底から「微笑ましいな」という気持ちで母の日ギフトを製作しています。
しかしニュースにある大学生は10代で母を亡くしている。そりゃぁ辛いと思います。
授業参観なんかでもそうですが、「母がいて当たり前」を前提とした行事って、いない環境の人にとっては残酷ですらある。
でも。
自分が生まれてきて、今生きているということは、誰にでも自分を生んだ母親は絶対にいるわけです。たとえ現在はこの世にはいなくても。
そういう意味では「誰にでも母がいるのは当たり前」は間違いではないんですよね。
母がいても、遠方に住んでいて滅多に会えなかったり、関係性や相性により、普段はあまり交流のない人もいるでしょう。そういった人にとっては母の日みたいな「とってつけたような商業イベント」を利用して、唯一の交流の場を作るきっかけになったりする。
イベントは、そうやって各自にとって都合のいいように利用すればいいと思います。
私のように母が他界している人も、母のことをじっくり思い出す日にしてもよいし。



