一番の「本当の」不安は、自分自身だった。
不安なんて、挙げればキリがないように思うけど、最後は自分の覚悟なんだ。
私がその覚悟を決められた、二つの出来事がある。
一つは、友人の結婚パーティに出席した時のこと。
高校からの友人で、パーティには沢山の同級生も集まっていた。
高校の頃、久しぶりに仲の良かったメンバーで大好きな友人の結婚のお祝い。とても楽しい時間を過ごしていた。
お互いの近況報告を兼ねて皆でテーブルを囲みながら歓談していたとき、
その中の友人の一人が小学生の二人の子供を連れ、少し前に離婚していた事を知った。
彼女は高校の頃から可愛くて、頭の良い女性だ。
結婚の祝いの席でこのような話をするのは当然マナー違反ではあるが、話は続いた。
彼女の離婚の理由は夫の浪費癖で、
とっておいた僅かな生活費すら、財布から勝手に抜かれ、使い込まれていってしまったという。
何度話し合いを重ねるも、変わらない夫を信用する事が出来なくなり、彼女はついに離婚することを決めた。
彼女は正社員で事務系の仕事を始めて、手取りで月に15万程の収入だと言う。
実家を頼らず、子供と3人で生活していた。
今まさに離婚するか否かで頭がいっぱいになっていた私は思わず、そして恐々聞いた。
15万で、家族3人で、生活していけるものなの。。?
彼女の答えはこうだった。
「生活して、いけるよ!!」
彼女の凛とした表情と、力強い返答があまりに衝撃的で、
その時のことは今も忘れられない。
彼女が、こんなに堂々と言うのだから、間違いないんだ。
生活、していけるんだ。
私も、
何とかなるのかもしれない。
彼女のあの時の力強さは、
不思議なくらいの衝撃とパワーを、私に与えてくれた。