さかな かさかさ

かさかさ さかな

乾いた さんま

乾いた めかじき

さかな かさかさ

かさかさ さかな

開いた しまあじ

開いた まだい

さかな かさかさ

かさかさ さかな
とてもよく熟れたプラムがあったのだ。

ひとくちかじると、じう、と果汁が滴った。

二口かじると、目の前に火災報知器が現れた。

みくちかじると、火災報知器の横にタバコが現れた。

よんくちかじると、火の玉がとんできてタバコに火がついた。

ごくちかじると、火災報知器が天城越えを歌い出した。

火災報知器が音痴だったために、誰も消防車を呼ばず、私の家は全焼してしまった。

どれもこれも、美味すぎるプラムの果汁が消火には少し量が少なすぎたことがいけなかった。
電話がりんりん鳴ったので

焦って鼻をかんだ。

鼻水は思ったより量が多くて、足をくじいてしまった。

足はぷぅと腫れ上がり、涎をたらした。

電話はりんりん鳴り続けた。

手を伸ばして受話器をとった瞬間、

鼻水が滝のごとく零れ落ちて足下に水たまりをつくった。

はい、もしもし。

電話の相手は小さな女の子だった。

きりんさんがすきです。でも、ぞうさんがもぉっとすきです。

女の子は可愛らしい声でそう言い、私の足首はじんじん痛んだ。