シャープが、パソコン生産から撤退したと発表している。

今やパソコン製造メーカーも、単なるパーツの組立工場となっており、どのメーカーの商品を購入しても中身はほぼ同じという状況である。

さらに、パソコンそのものも非常に低価格化が進んでおり、利益率もますます減っていることは間違いない。

結局そうなると、市場シェアの上位メーカーしか儲からなくなる。
その中に入れなかったシャープとしては撤退は当然の選択なのだろう。

昔のシャープは、独自機能を色々出していたように思う。

例えば、MURAMASAシリーズというモバイル用のノートPCを出していて、そのノートPCを他のPCに接続されたクレードルに差し込むと、外付けハードディスクとして認識され、ツールを使ってデータの同期ができるといった面白い機能があった。

そんなこともハードメーカーだからこそ出来る仕組みであった。

シャープが出しているAndroid端末「ガラパゴス」(→記事)には、今までの技術やノウハウを活かして、面白い商品にしてほしいと思う。

今後、PC市場もどんどん一部のメーカーによる寡占化が進み、似たような製品ばかりになってしまうのだろう。Appleのようなメーカーが他に出てくると面白いのだが...

情報元:日本経済新聞





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