一昨年の7月から今住まわせていただいている(外側からだと全然見えない)築140年の古民家に、
10年前まで住まわれていた方がDIYした古いカーポートがあるのだけれど、
今は物干し場に。
そこには1匹の先住者が居ました。
冬の最期を迎える時には、手のひらから溢れるだろうかと思うくらいに育った女郎蜘蛛。
カーポートの支柱に立派な巣を作っていて、邪魔にならないように少し離れて物干し竿をつけたのに、次の日、そこにも糸を伸ばしていて…
竿は3本あったので、残りの2本を使うことに…
最終的には3本以上の糸をつけて、それはそれは盤石で堅牢な巣を営んでいました…
ある日草取りをしていて横から眺めると、糸の色が黄金に輝いていて…
思わず見とれてしまい、以来毎日一度は眺めるのが日課になってました。
それでも、
“この主さんが死んだら、卵は片付けて次の年は蜘蛛がつかないようにしよう”
と、思っていました。
その年の12月終わり頃、やっと卵を産みつけているのを見かけて。
ゆっくりと、丁寧に、繭で包んでいる様子に、少し心が疼き…
次の日に、繭は完成していたものの、
疲れ果てたのか、女郎蜘蛛は下から見上げるようにその場に居て、丸々3日は動かず…
その姿は、まるで我が子たちを愛おしく目つめている様にも、安寧を祈っている様にも見えてしまい、、
結局、繭はとれずじまい…
次の年(昨年)、4匹の子供達が巣を作って、やっぱり竿の1本は使えず仕舞い。
ただ、最終的に繭を作れたのは2匹…
お母さんほど大きくは育たず、ひとまわり小さな姿。
それでも作った巣は黄金色を見せてくれてました。
今年は、何故かわからないけれども生まれたのが6月終わり頃と遅く、まだ1cmにも満たない子供達が8匹程。
中には2本目の竿に手を出してくる子も居て、、
“すまないけれどそこからは勘弁して”
と言いながら糸を外す今日この頃です。
(画像は拝借したものです🙇)
