Happy blue, Weep blue

Happy blue, Weep blue

空 を 泳 い だ

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どこを探してももう会えないものに
夢の中ではいともたやすく会えてしまう
それが余計に
起きている世界を冷たくさせる
酷い世界なんだ、ここは

いつまでたっても
冬が終わらない



ぐるんとまわったよ
また終わったよ
ぐるりぐるりとずっと続くよ

コルクが詰まって抜けなくなって
思い切り引き抜いたら
海があふれだした
海よりもしょっぱい塩水が世界を沈めた
青く青く
泣き疲れて
沈むことにした
海の底で仰向けに寝転がり
息のできない場所で
息をすることにした






なんて言うんだっけ。
夕方の色のこと、白い月のこと、遠くに見える山のこと。
どんなふうに呼んでいたんだっけ。
ずっと前に落としたもののこと。
ずっと忘れていたのにいまさら思い出すもののこと。
ずっと焼きついて離れないもののこと。

夕方だけ生きたかったな。
こんなきれいな色になりたかったな。





春が来て
夏が来て
秋が来て
冬が来て

春が来て
夏が来て
秋が来て
冬が来て

まるで
なにごともなかったかのように



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遠くに行っても
生きていてくれればそれでよかったのに
毎日のように
夢で会いに来ないで
ずっと終わらないから
ずっと
忘れられなくなるから









おんなじ色をしてるから
戻れるかな、っておもったの
おんなじ色をしてるのに
まったく違う時間だった
いつかわたし、死んだら
きっと願うんだろうな
わたしを繰り返したい
もう何度も繰り返しているのに
それでもきっとまた
追いかけるんだろうな



  

きっと逃げたいだけなんだとおもう
いつだって幻のような記憶に縋って生きて
「あれは夢だったのかな。本当だったのかな」って
いつも考えている

いろんなことから目を背けて
いつもじぶんのことしか見ていない
楽しかった思い出だけを見ている
じぶんの記憶を見ている
いろんなことから目を背けて
背けて背けて
じぶんのことしか見ようとしない
だれのこともこの心には
いれない

お城のような
架空の世界みたいな
白い部屋の
二階のある、みずいろの空から
大切なものを落っことされて
まだ何にも見えない朝に
まぶしい朝に
戻って
あのにせものの海でまた
溺れてしまうような、
にせものの小魚になって生きたい







海がある、みたいな錯覚を
何度もしたの

みずいろのクマが泡を吹く
どこに行っても浮かんでしまうから
声がこんなに薄い色をしているのだと言う
少しずつ口からシャボン玉を抜いて生きなくちゃ

きらきらした世界が見たいから
もう
目をビー玉に変えてしまおう

だけど錯覚ばかりが
いつもまぶしい







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どんぐりを拾った。今日はとっても天気がよくて空が真っ青だった。
秋を感じた。
もうすこしゆっくり進んでほしい。時間。
そうしないとすぐに終わってしまうから。すぐに冷たくなってしまうから。



たしかあれは14歳だったとおもう。10月のあたまに清里へ行った。いままで何回も行っているのに、あの日だけはいまでも印象的で忘れられない。
とてもよく晴れていて、暖かいけど涼しかった。秋のにおいがした。
あちこちにかぼちゃがごろごろ転がっていて、太陽に照らされた鮮やかなオレンジ色が眩しかった。
ひとりで歩いた。静かだった。
日陰にある小さなお店で、風鈴を買った。もう10月なのに。きらきらと鳴る風鈴だった。そのときはすべてがきらきらしていて、そう聴こえただけかもしれないけど。きれいだった。なにもかもがきれいで、そのままどんどん透明になっていく気がした。
あの日のじぶんに、もう一度会いたい。

きんもくせいのにおいがすればいいのに。そうしたらまた、そのとき、あそこへ行きたい。