ねこ鍋でしばらくの間お付き合いを願います m(_ _)m 




旦那の誕生日に町内の若い者が集まって鍋をやっておりました

ところ、裏に住む「何でも知ったかぶりをする竹」の話になり、

誕生日の趣向としてその竹に一泡吹かせようと相談を始める。





旦那が「ねこ鍋というのが流行ってるそうやなぁ」


「何です? そのねこ鍋って。美味しいんですか?」


「違うがな。ねこなんか食べへん。
猫が土鍋の中で身を丸くして 眠ってるところを動画サイトに
投稿されたのが可愛いので評判 になったんや」


「それをどないするんです?」


「ちょうど鍋をしてるとこやから具合がええ。竹呼んで来て、
ねこ鍋が流行ってるの知ってるか?と聞くんや。
すると知らんでも知ってると言うやろ。 
そこで ねこ鍋食わすんや」


「スーパーでねこ肉売ってます?」


「ホンマにねこを鍋にするんやのうて、安い豚肉をよう煮込むんや。
すると味もなくなって硬くなる、それに酢でも入れたらそれっぽく
なるやろ。」


「それおもろい! やろやろ。
鍋に納豆も入れよ。とんがらしも入れたろ(* ̄m ̄) 」






そうとは知らずに呼ばれた竹、案の定「ねこ鍋」を知っている

と言うので食わせる。




グツグツ煮えた鍋のフタをとると、酢がツーンと鼻を衝く。





一口食べた竹に旦那が「どんな味や?」と聞くと、





竹いわく「安い豚肉を煮すぎたような味や・・・」





お後と交代いたします  m(_ _)m