◇元祖オムライス◇

世代を越えて愛されているメニューの一つにオムライスがあるけど、

オムライスの流派は、

玉子でご飯を包む保守派、

伊丹作品「タンポポ」でブレークした、

玉子をのせて割る派に大別されて、

ところが創業1895年の老舗「煉瓦亭」の元祖オムライスは、

あらかじめとき玉子と、ご飯を交ぜてから焼くという、

創業以来、独自のスタイルを貫くミックス派で、

煉瓦亭はオムライスに限らず、とんかつ発祥の店でもあって、

洋食界の先駆者なのに、

ミックス派が広まらなかったのは、

包む派に比べると、玉子の美しさや、オムライスの立体感で見劣りするし、

のせ割り派みたいなエンターテイメント性はないし、

10数年ぶりに食べて、

なんかぱっとしないんだよなあなんて、思ったりして。
◇タンタン面◇

昔はマイナーだったけど、

いつのころからか中国料理系の麺として、

すっかり定着している坦々麺は、

胡麻やピーナッツで風味づけした汁そばが定番だけど、

今のスタイルは日本でアレンジされ、広まったようで、

本場中国の坦々麺は、日本式とは、

似て非なるもので、汁がないと、

何かの本で読んだことがあって、

銀座の中国料理店「芝蘭」は、

坦々麺が汁ありと汁なしから選べるから、

汁なしに初挑戦してみたら、

ひと昔前に流行った油そばを思い出す食感や、

胡麻とは縁もゆかりもない風味は、

今まで食べてた坦々麺とは全くの別もので。【オーダー】→汁なしタンタン面(1000円)【Good&Bad】◯ご飯とザーサイ、杏仁豆腐、フルーツが食べ放題なのは、うれしいサービス。◯汁なし坦々麺は、これをおかずにご飯が食べられるほど、スパイシーで濃厚な味。現実的には麺はもちっと、ねちっとしてて、ご飯と食べるには、ちと苦しい。量は小ぶりなどんぶりに、少量だけど、たくさん食べるのは無理っぽいからちょうどいいかも。お腹が満たされなかったら、ご飯とデザートで帳尻合わせができる。◯セルフで飲める冷たい中国茶がおいしい。
◇晩酌セット◇

居酒屋や料理屋で、

ときどき晩酌セットというメニューを見かけることがあって、

たいていの場合、ビールか日本酒におつまみがついて、

1000~1500円ぐらいの値段で、

家路につく前に軽くひっかけて帰る人や、

じっくり飲む前に何かお腹に入れようという人には、

うれしい、夜のスターターキットで、

サラリーマンで昼は行列ができる、

虎ノ門のうなぎ屋「鐵五郎」で、

ランチの時に気になってた晩酌セットをためそうと、

初めて夜に出向いてみたら、

昼の熱気がうそみたいにがらがらだったけど、

晩酌セットはランチのうな丼みたいに、

熱々でボリューム満点のメニューで。【オーダー】→晩酌セット(1500円)▽ビール中ビン▽小鉢▽焼き物(ねぎま、うなぎ皮)▽うな丼▽きも吸い▽おしんこ【Good&Bad】○焼きものと、うな丼は熱々。質、量ともに納得、満足。