Song Of September

Song Of September

昴のきまぐれにっき。
Night ArtのGt.として、ナガツキのVo.として、
音楽活動しております。

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ASDの思考で、人から言われる言葉の全て否定的だと感じてしまう感覚。これは発された言葉の全てを文字起こしすれば、少し分かりやすいかもしれない。

一般的にコミュニケーションというのは、①人の表情や仕草などが最も多い情報量(たしか58%くらい)で、次に②声の大きさやトーン(たしか35%くらい)、そして③会話の内容(7%)、の3つで情報が整理されて相手に伝達される。
でもこれは一般的の理論上での話。きっとASDの人はこの7%の内容(言葉)に大きく左右されやすいんだと思う。

もしかしたらこれがASDの空気を読めないと言われる特徴なのかも。人は①②の93%の情報を「空気を読む」という表現をし、人を理解して接する。
対してASDは7%+αしか理解出来ないから、一般人が当たり前に理解しているものを理解しきれずに「空気が読めない奴」という表現をされ、浮いてしまう。

でも意外と多いのが、①②はそこまで理解出来ていなくてもそれなりに人の感情を敏感に感じとる人。それは①や②の本来の理解の仕方ではなく、もっと動物的直感に近いのかもしれない。エンパスや共感覚なんて表現が近いのかな。
だからあまり①②を理解していなくても、③の7%に左右されつつ相手の感情に寄り添おうとすることが出来る人もいる。

でも厄介なのがASDの別の特徴、情緒のコントロールが苦手であること。
頭で状況を理解していても、情緒をコントロールしきれずに過剰のストレスを感じて疲弊してしまう。その度合いは人それぞれだけれど、癇癪を起こす人や、過呼吸を起こす人、様々。

カサンドラ症候群に悩まされている人で、ASDの人との喧嘩に解決策が分からず悩んでいる人は、一度こういう観点で会話やコミュニケーションを分析してみてもいいのかなと感じた。