電車に乗って、イヤフォンをしっかり耳の奥の方まで詰めて好きな音楽を聴きながら、ゆっくり目の前を流れる暗くなってく街をぼんやり眺める。
初めて来る土地は知らない景色で新鮮で好きだ。でも、どれもどこかで見た様な景色な気もする。まぁ、同じ日本だからな。
見慣れないのは、電車の色。すれ違うその地元の鈍行電車は、僕のよく知ってる色とは違って使い古したスカイブルー色だ。
駅前にあるのはファーストフード店や建物壁や木々に無造作に光る優しいクリスマスイルミネーション、駅と駅を繋ぐ暗い風景を描くのは闇と信号や電灯、街の光のコントラスト。
一際明るいのは線路に正面に顔を向けた自動販売機、そんないつもの風景の上の方は電線が心拍に合わせて半分規則的に息をする。
電車の揺れは、20数年間生きてきたこの世の中、僕の好きなものの中でも上位につける。
浅いのか深いのかさえ分からない、こころの海の表面に浮かぶ、僕という方舟は、毎日どこからともなく幾度も押し寄せる憂鬱と歓喜の波と、今まさに電車の揺れがもたらす別の波長があいまった平和な渦に、その身を委ねて、優しく群青色に揺れている。
初めて来る土地は知らない景色で新鮮で好きだ。でも、どれもどこかで見た様な景色な気もする。まぁ、同じ日本だからな。
見慣れないのは、電車の色。すれ違うその地元の鈍行電車は、僕のよく知ってる色とは違って使い古したスカイブルー色だ。
駅前にあるのはファーストフード店や建物壁や木々に無造作に光る優しいクリスマスイルミネーション、駅と駅を繋ぐ暗い風景を描くのは闇と信号や電灯、街の光のコントラスト。
一際明るいのは線路に正面に顔を向けた自動販売機、そんないつもの風景の上の方は電線が心拍に合わせて半分規則的に息をする。
電車の揺れは、20数年間生きてきたこの世の中、僕の好きなものの中でも上位につける。
浅いのか深いのかさえ分からない、こころの海の表面に浮かぶ、僕という方舟は、毎日どこからともなく幾度も押し寄せる憂鬱と歓喜の波と、今まさに電車の揺れがもたらす別の波長があいまった平和な渦に、その身を委ねて、優しく群青色に揺れている。
