先天性高インスリン血症では、外科的処置が必要となる場合があります。
膵臓を必要に応じて摘出することになります。
ですが、その摘出割合を見極めることは非常に困難な問題です。
■必要以上に摘出してしまった場合
糖尿病になります。
インスリン注射が必須です。
本来膵臓の持つ酵素の働きに類似するお薬の服用も必要になる可能性があります。
■摘出が少なかった場合
低血糖が残ります。
その場合の治療は、低血糖の度合いによって様々です。
□重度の低血糖が残り、点滴が外れない場合
再手術になり得ます。
□軽度の低血糖の場合
サンドスタチンという薬でコントロールできます。
点滴が外れ退院できます。
その後は外来での治療となります。