何もかも信じられなかった


世界は全て敵で


みんな大嫌い


自分も大嫌い


死んだほうがましと思った

何度も

何度も


本当に死んでしまいたくて


何をしても楽しくない


大好きな


うどんも


ポークダンダンメンも


大好きなはずの人と食べる高級料理も


半分も食べられない


痩せて


顔も引きつって


うまく笑えない


ステキな場所も


大好きな友達も


誰といても


楽しくない


心から笑えない


こんなことになるんだ


本当に解決策がわからない


出口のない、闇


疑って


メールチェック


荷物チェック


全部調べて


その人の裏の顔


全部知った


嘘、裏切り


罵声、暴力


何も信じられなくて


この世界が大嫌いだった




それが今日、変わった


今日いきなり、ではない


きっとじわじわ変わっていて


今日完全に変わった


この世には


なんて素敵な人たちがいるんだろう


なんでこんなにも人を思いやることができる人が


いるんだろう


なんて素敵な人たちに


私は囲まれているんだろう


そして私は彼らに何をしてあげられるんだろう


何もしてあげられない


でも、こんな言葉をかけてくれる


こんな良くしてもらえるのは


私何もしてないのに


存在してるだけでいいのかなぁ


いるだけで、何か与えなくても


みんな優しい


みんな、みんなに優しい


いや、特別私は優しい人に出会っている


これは間違いない


でもそうかな?


みんなそうだったらなんであの人は


優しくないのか


裏切るのか


嘘つくのか


いや、あの人も優しい


困ったとき、助けてくれる


でも嘘つくのは


私が束縛したから


裏切ったのは


私が期待したから


それが大きすぎると


人は耐えられなくなる


そういうことなんだろう


己を責めて人を責むるな