藤谷美和子さんと松田優作さんが、並んでラムネを飲む長~いカット。
5分以上はあるでしょうか。
とぎれとぎれの会話、
風鈴の音、
瓶の中を転がるビー玉の音…
こちらが、息を止めて見入ってしまうほどの緊張感が伝わってきます。
(5分は止められないけど…)
で、彼女がラムネを飲み干して、絞り出すように呟くのが、冒頭の一言。
ようやくカットが切り替わります。
ため息が出るような美しさとでも申しましょうか?
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わたくしの中では、「ときめきに死す」で、樋口可南子さんが飴玉を舐める場面と並び、「森田先生、参りました!」と叫びたくなる傑作シーンです。
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などと、酔っ払って余韻に浸りながら、いい気持ちで寝ればいいものを、最後に見てしまうのは、やはりこれじゃ!!