先日知り合いからスカーフの発注会に行きませんか?とお誘いを受けました。

発注会なんて行ったことないし、行けば注文しなくてはいけないのかと少々びびっていました。そんな気持ちを察してくれ、楽しんでもらえれば良いので来てくださいと。

 

行ってきました。スカーフ、ストールの卸業者さん、ものすごい数のスカーフ、ストールがイタリア、フランス、春物と分けられ吊るしてあります。まず最初にスカーフの歴史を聞きました。ヨーロッパでは、最初は男性が戦いに行く時にシルクのスカーフを首に巻き戦ったそうです。シルクは刃物では切れにくいそうなので喉をナイフで切られないよう、防御の為にまいたそうです。また腕に巻いて敵味方の判別のため、または包帯として。

 

戦って亡くなった場合は、亡骸は帰らずその代わりスカーフだけが戻るのでそのスカーフをバイヤスに切り3人の子供に形見分けしたそうです。これがネクタイの始まりでもあるそうです。ヨーロッパには色を決める2つの大きな会社があり、毎年の流行色を決めているとのこと。そして目の感覚が一番優れているのがエトルリア人だそうです。彼らは左右の目の色が違ったり、グレーだったり、グリーンだったりするそうです。

 

などなど面白い話を沢山聞いたのち試着です。最初はおどおど生地を触るだけだったのが、時間が経つに連れて目も慣れ、場所にも慣れてきたのか色々試せるようになってきたら楽しくて、沢山アドバイスをもらいながらフランス製、イタリア製と色とりどりのものを巻いて笑っている自分がいました。自分でも不思議な位幸せな気持で、自然と笑顔になっていました。魂が喜んでいる感じです。本当にいいもの、綺麗な心のこもったものは人を幸せな気持ちにさせることが理解できた発注会でした。