現在、兵庫県立美術館で開催中の展覧会
「ベルギー奇想の系譜展」
に行ってきました。
この展覧会おもしろかったですねー。
この展覧会はベルギーとその周辺地域で生まれた独自の幻想的な絵画を時代と共に展示しているもので500年にわたる奇想の系譜をたどるというもの。
第一章では15-17世紀のフランドル美術から奇想のルーツとして最初に紹介されるのが
ヒエロニムス・ボス
今回の展覧会のメイン・ビジュアルにも使われている
「トゥヌグダルスの幻視」
これが凄い!
見れば見るほど、奇妙な絵ですね。
この絵画のアイルランドの騎士が語ったとされる逸話で、騎士トゥヌグダルスが3日間仮死状態に陥っている間に天使によって天国と地獄の光景を見る。
地獄の恐ろしい懲罰を目にした主人公は目覚めた後に心を改める。というようなお話だそうです。
左下にいるのが主人公と天使ですね。
この地獄では、いわいる七つの大罪に関連付けられる懲罰が描かれているみたです。
そんな予備知識なしで見ても本当に面白い絵画です。
とにかく奇妙な世界ですよね。
変な生き物みたいなのがたくさん出てきていて、この作品以降様々なところに登場するようなやつもいます。
例えば、こいつ↓
鼻が笛になってて、しっぽがあるこいつ。
こいつはこの絵画を知らなくてもどっかで見たことある気がしませんか?
どこで見たかはわからないんですけど、自分もこいつどっかで見たことあるなぁ、と思いました。
悪魔のような恐ろしい感じの造形というよりは、どこかかわいい感じもします。
この
怖いんだけど、なんかかわいい
って感じが、ベルギー独特の幻想絵画になってるのかなぁ~って思います。
ブリューゲルの作品も何点か展示してあったんですけど、ペンのタッチがいいです。
なんとなく、
「ファンタスティック・プラネット」
という映画とか
諸星大二郎
の漫画とか、そこら辺を思い出させるような絵なんですけど、どの作品もとんでもなく上手くてさすがって感じでした。
第二章は19世紀末から20世紀初頭のベルギー象徴派、表現主義の作品が展示されています。
個人的には第二章の作品の中では
ウィリアム・ドグーヴ・ド・ヌンク
の作品が凄くいいな、と思いました。
ウィリアムはベルギー象徴主義派の画家でマグリットの絵画に大きな影響を与えたと言われています。
(運河)
(黒鳥)
実在しないものが描かれているわけではないのに、この圧倒的な幻想的な空気を持ってるところが凄いなぁ、と思いながら見ていました。
この人の作品は数少なかったんですけど、一番印象に残っています。
他の作品もネットで見てみたんですけど、どの作品も圧倒的な世界観があって凄くいいです。
第三章では現代の作家による現代アート作品が展示されていました。
この辺りまでくるとあまり幻想的な作品って感じはしませんでしたけど、なかなかおもしろかったです。
幻想的な世界が好きな方は絶対に面白いと思います。
この展覧会は兵庫県立美術館にて7月9日まで開催中です。
気になった方がぜひ行ってみてください。
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