「ハツカネズミと人間」ジョン・スタインベック
★★★★★
実はスタインベック初めて読みました。
前々から読もう読もうと思っていたんでくすが、なかなか手が出なくて。
ついに手にしたのにはきっかけがありました。
そのきっかけというのはアメリカのドラマ
「ロスト」
です。
このドラマには様々な文学作品のタイトルや作家の名前が登場します。
「蠅の王」
「ねじの回転」
「カラマーゾフの兄弟」
ドストエフスキー
ヘミングウェイ
S・キング
など。
その中でもかなり重要なポイントで出てくるのがこの「ハツカネズミと人間」でした。
出てくる本で読んだことないのはこれだけだったので、
これは読まねば!
と思い購入。
で、読んだ感想なんですけど
凄く良かったです!
いやー、今までなんで読んでなかったのか!
大恐慌時代のアメリカを舞台に出稼ぎ労働者の悲哀を描いた傑作。
出稼ぎ労働者のジョージとレニーはいつも行動を共にしている。
ジョージは頭が良く要領もいいが、レニーはまるで子供ののように純粋だけど、頭が悪い。
お互いにとって自分に欠けているものを持っている存在として2人は常に行動を共にしています。
レニーにジョージが必要なのはまぁわかるんですけど、ジョージがレニーを必要としているってことろがこの物語のいいところですね。
だって、ジョージはその気になれば1人で全然やっていけるだけの行動力と知恵がある。
しかし、ジョージにとってレニーの純粋さというのが必要で、お互いがお互いを必要としているんです。
レニーが問題ばかり起こすもんだから、1つの場所に留まることができない2人は転々と様々な牧場を渡り歩いています。
そして、2人には夢があります。
それは、自分たちの土地と家を持つこと。
ジョージが語る夢の生活をレニーは何度もせがみます。
何度も何度も同じ話を聞いては感動するんです。
それは、語り手であるジョージも同じで、何度も何度も同じ話をして感動します。
夢のために金を貯めていた2人がある男との出会いでいよいよ夢が現実になろうか、というところまで行きますが、現実はそう甘くありません。
結局またレニーが問題を起こしています。
そして、凄く悲しいラストがやってきます。
これは本当に感動しますよ。未読の方はぜひ!
次はぜひ「怒りの葡萄」読みたいと思います。
こちら↓(画像をクリックで移動します)のサイトで、写真、イラスト、DJなどの作品を公開しております☆よかったら遊びに来てくださ♪

