「琥珀の夢」伊集院静
★★★☆☆
サントリーの創業者である
鳥井信治郎
の生涯を描いた歴史小説です。
なかなか面白かったです。
実話がベースになってる物語で、将来成功するってわかって読んでるので安心します。
どんな困難があっても
でも、乗り越えて成功するんでしょ?
って思えるから楽しいんですよ(笑)
物語のプロローグで、
経営の神様こと松下幸之助
が、鳥井信治郎と初めて出会ったシーンと、幸之助がいかに鳥井信治郎を尊敬していたか。ってエピソードが描かれているんですね。
もう、そこ読んだだけで興味津々ですよ。
経営の神様にそこまで尊敬された鳥井信治郎ってひとは一体どんな人だったんだろう?
って思っちゃいます。
単行本では上巻と下巻に分かれていて、上巻では丁稚奉公時代が描かれ、下巻では独立し初の国産ウィスキーを作りが描かれています。
大阪が舞台の小説なんですけど、
昔の大阪は勢いがあったんやなぁ
って感心しますね。
浪速の商人魂
みたいなものも随所に感じられて熱いなぁ〜って思いました。
個人的には上巻の丁稚奉公時代が好きですね。
やっぱり、周りにいる人から
こいつはただもんやない!
みたいな感じで一目置かれてる状態で
これから、なんかでかい事しよるでこいつ!
みたいな空気が常に漂ってるのが楽しいです。
しかも、後々大成功するってわかってるから安心して読めますしね。
下巻では、まず
赤玉ポートワイン
です。
日本人の口に合ったワインを作るために何年もかけて試行錯誤した赤玉ポートワインを死にものぐるいで売る様がかっこいいです。
赤玉ポートワインと言えばポスターが有名ですね。
日本初のヌードポスター
と言われているこのポスターですが、どんな経緯でこのポスターが誕生したのか?その辺りも小説に描かれています。
今でも
赤玉
ってワインありますけど、それと同じなんですかね?
確かに赤玉は飲みやすいですよね。
ワインの次にウィスキーの生産に乗り出すんですけど、これがめっちゃ大変なんですよ。
ウィスキーを作るのに10年とかかかるんで、その間は利益一切なし!利益無いどころか10年間ひたすら経費はかかり続ける訳ですからね。
鳥井信治郎みたいな生き方はかっこいいと思います。
思いますが、
自分では絶対にしたくないな!
って思いますね(笑)
働き過ぎ!
働きまくるのが美談になるこの国が嫌だなぁ、ってちょっと思ってしまいました。
気になったからは読んでみてください。
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