「シン・ゴジラ」
★★★★☆
【公開】2016年
【製作国】日本
【上映時間】119分
【監督】庵野秀明(総監督)、樋口真嗣(監督・特技監督)
去年(2016年)に流行った映画「シン・ゴジラ」を観てみました。
流行ってる映画をタイムリーに観れない人間なので、今ぐらいがちょうどいいです。
たいそう評判がいい映画なんですが、自分はあまり好きではないかなー?って思ってたんですけど、
普通に面白かった
です!
子供の頃はゴジラシリーズ好きで、よく観てましたが、さすがに大人になってからは観ることも無くなっていました。
で、今回のゴジラは
新世紀エヴァンゲリオン
の庵野秀明が総監督ってことで、話題になってましたね。
自分もエヴァはテレビシリーズ好きだったし、ドラマ「アオイホノオ」好きなんで
庵野秀明のゴジラとあらば、チェックしておかねばなるまい(アオイホノオ風)
ってな気持ちで観てみたんですが、これは今までのゴジラシリーズで一番面白いんじゃないでしょうか?
ストーリーはまぁ単純で、東京湾になぞの巨大生物が現れて、そいつがどんどん進化してめっちゃ強くて
核攻撃するしかねー!
ってなるけど、
いや、他の方法があるはずだー!って頑張るって話です。
この映画のキャッチコピーが
現実(日本)vs虚構(ゴジラ)
だそうなんですけど、まさしくそんな感じでした。
ゴジラに対するは日本政府です。
自衛隊を出動させていいのか?
治安出動か?防衛出動か?
みたいな法律的なしがらみをリアルに描くことで、現実の世界と虚構のゴジラが対決してるんだなー。って感じが出てていいんですよ。
もし、本当に日本に謎の巨大生物が現れて暴れてたらどんな法律を適用して自衛隊を出動させるんでしょうかね?そんなことを考えたくなる展開です。
で、この映画の良さはなんといっても
ゴジラがこわい!
ってとこでしょう。
一度東京湾に姿を消したゴジラが倍近くのサイズになって再び登場するところなんかはかなりこわい。
自衛隊の攻撃くらってもへっちゃらで向かってくるし、口からレーザービームみたいなの(火炎放射なのかな?)出すし、背中の棘からのレーザーは自動で攻撃するし、とんでもない強さ。
こりゃ、核攻撃する?って話にもなりますわね。
東京が火の海になる感じがとんでもなく恐ろしい。
あぁ、関西に住んでて良かった。
って映画観ながら思っちゃいましたもん(笑)
そして、今回のゴジラの特徴としては原発事故のメタファーとしてのゴジラというのがあるんだろうと思います。
初代ゴジラは
太平洋戦争で亡くなった英霊が具現化したもの
みたいな説があったり、原爆のメタファーだったりと戦争が意識されたものだったのに対して、今回はリアルに実感している震災のイメージや原発事故のイメージを上手に表している気がしないでもないですね。
あと、役者の演技がやたら早口で良かったです。
岡田斗司夫が言ってたんですけど、
早口で大量のセリフを言わせることで下手な演技をさせない
と!確かに、下手な役者もあまり下手って感じがしなかったですね。
これは、凄い発明!
ストーリー的によくまとまっていて最初から最後まで緊張感があって楽しめました。
ただ、文句の付け所があるとすれば
CG
です。
ゴジラの第2形態、第3形態辺りはかなり酷かった。
電車に爆弾積んで突っ込むところなんかも
いかにもCG!
って感じでちょっと笑けてしまうんですよね。
まぁ、予算的な問題があったんでしょうけど、ここら辺をもっとしっかり作り込んでいたら本当に傑作だったのになぁ。と思います。
あまり期待していなかったんですけど、普通に楽しめました。
まだ観ていない方は一回ぐらい観ておいても損はないと思います。
予告編
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