「ごめんね」を
「ありがとう」に。

心をゆるめる言葉の置き換え

こんにちは、光風です。

 

心が弱っているときは、自分を責める言葉ばかりが頭に浮かび、暗い穴の中に一人でいるような感覚になるものです。

 

でも、もしあなたが「周りに申し訳ない」と自分を責めているのなら、その言葉をたったひとつ変えるだけで、心に光が差し込むかもしれません。

 

今回は、心理学的にも効果が認められている「言葉の置き換え」による心の守り方についてお話しします。

 

謝罪の「ごめんね」が、
あなたを追い詰めていませんか?

 

心がつらいとき、動けないとき。

 

私たちはつい、周りに対して

 

「何もできなくて、ごめんね」
 

「迷惑をかけてごめん」
 

と謝ってしまいます。
 

しかし、この「ごめん」という言葉は、気づかないうちに自分の心をじわじわと削り取ってしまうのです。

 

なぜなら、謝るたびに脳が

 

「私はダメなことをしている」

 

「私はお荷物だ」

 

というメッセージを自分自身に送り続けてしまうからです。

 

謝罪は、視点を「自分の至らなさ」に固定してしまいます。

 

これが、弱った心には大きな負担となってしまうのです。

 

「ありがとう」に変えると、
世界が優しく見え始める

 

一方で、言葉を「ありがとう」に変えると、不思議なことが起こります。

 

「できなくてごめん」
↓↓↓
「休ませてくれてありがとう」
 
「待たせてごめん」
↓↓↓
「待っていてくれてありがとう」

 

このように言い換えた瞬間、

 

「自分の欠点」から、

 

相手が差し伸べてくれている「優しさ」

 

へと、あなたの意識の方向がかわります。

 

これは、心理学でいう「リフレーミング(物事の枠組みを捉え直すこと)」という手法です。

 

自分を「加害者」のように感じるのをやめ、

 

「愛され、守られている存在」

 

として自分を認識し直すことで、ストレスホルモンを抑え、心を安定させる効果があると言われています。

 

相手にとっても「ありがとう」は救いになる

 

私たちが「ごめん」と言い続けるとき、実は受け取っている相手も少しだけ寂しい思いをしているかもしれません。

 

相手はあなたを助けたくて助けているのに、謝られてばかりだと「自分の行動は負担だったのかな」と感じてしまうからです。

 

反対に、あなたが「ありがとう」と伝えると、相手は

 

「自分の行動があなたの役に立った」

 

という自信を持つことができます。

 

「ありがとう」という言葉は、あなたを一人きりにせず、相手との間に温かな絆を作り直してくれるのです。

 

今日から、自分に優しい言葉を

 

今は、元気に振る舞う必要はありません。

 

何かができなくても、ただそこにいるだけで大丈夫です。

 

もし「ごめん」という言葉が浮かんできたら、それを飲み込んで、ゆっくりと「ありがとう」に変えてみてください。

 

そのたった一言が、あなたを縛っている罪悪感という鎖を、少しずつ、優しく解いてくれるはずです。

 

✎ 心の書き込みシート

心の中で、そっと言葉を置いてみてください

Step 1. 「ごめん」を「感謝」へ
1. 胸にある「ごめんね」を一つ、浮かべます。
(ここに言葉を置くイメージで)
2. その裏にある相手の「優しさ」を思い出します。
(例:待ってくれた、聞いてくれた)
3. 「ありがとう」と心の中でつぶやき、深呼吸します。
Step 2. 自分を許し、ねぎらう
1. 今日「できなかった自分」を一つ、許します。
「そんな日があってもいいよ」
2. 明日の自分への「小さな予約」を決めます。
(例:お気に入りのコップを出しておく)
※「ありがとうの予約」とは?
明日の自分がちょっと楽になる準備をしておくこと。「未来の自分へのプレゼント」として準備をすると、明日、それを手にした時の自分から感謝のめぐりが生まれます。
これで、明日のあなたへ
「ありがとう」が届きました。

今、あなたが誰かに「申し訳ないな」を感じていることはありますか?
それを「ありがとう」に変えるメッセージを、一緒にゆっくりと考えてみませんか。

【参考文献】

・バーバラ・フレドリクソン
「ポジティブ感情の拡張・形成理論」

・サラ・アルゴ(Sara Algoe)
「Find-Remind-and-Bind理論」

・認知行動療法における「リフレーミング」
 
BE GENTLE WITH YOUR HEART.