http://www.no-gmo.org/news/93/2.htm


北から南から
広がれGMOフリーゾーン


針江げんき米グループ 石津文雄


昨年1月29日に全国で初めてGMOフリーゾーン宣言をし、1年たちました。琵琶湖が近畿圏の水源であり、環境にこだわりを持ってきました。これまでに生協連合会きらりとの産直関係を生かし、環境、そして食の安全・安心を共有してきました。「水を大切にする針江集落の川端の文化を守る」ことにも一緒に取り組んできました。これからもお米の生産に携わりながら、皆さんと一緒に琵琶湖の水をきれいににしていきたいので応援して下さい。

東北ネットワーク 多々良哲(あいコープみやぎ常勤理事)


昨年7月におきたま興農舎、新庄水田トラストが呼びかけ、9月に「GMOフリーゾーン宣言東北ネットワーク」を立ち上げた。その背景には、東北大学の鉄欠乏耐性GMイネとGM大豆の野外栽培実験があった。GMOフリーゾーンを広げていくと同時に、東北大学のGMイネの野外栽培実験中止に向けて署名活動も行っている。

生活クラブ生協連合会 末吉美帆子(生活クラブGM食品問題協議会)

2006年3月現在、6都県、6提携生産者団体が宣言をしている。宣言生産者1850人、面積4067haになった。これから原料関係の生産者、山形県以外の米の生産者、地場生産者関係にも宣言呼びかけをしていきたい。

生協連合会きらり 山口節子(生協連合会きらり会長)

これまでに生産者向けに学習会などを頻繁に行ってきた。提携生産者が多い地域のGMOフリーゾーンは広がってきたが、地域に1人だけの場合は難しい。そこで2005年から生産者を訪問することを始めた。宣言している忙しい生産者に代わって登録したり、また一人だけの生産者へは周辺の農家に対してもGMOフリーゾーンの話をしてシールを貼った。2006年きらりの組合員は「近畿の生産者の所へ行きましょう」を合い言葉にGMOの問題点を意識しながら面積を広げていくようにがんばりたい。

韓国ウリ農生協 金聖烈(カトリック農民会副代表)

参加のきっかけはソウルのウリ農生協とエスコープのこれまでの交流からです。韓国ではガット・ウルグアイラウンド、WTO体制によって農村が厳しい状況に陥っています。1994年にカトリック教会が中心となって、農民を助けるために組織したのが「わが農村を生かす運動」本部です。この運動は、都市と農村をつなげ(産直運動)、生命共同体運動(有機農業、環境保全型農業)を行っています。カトリック農民会は、「わが農村を生かす運動」本部の下部組織で、全国地域別に組織されている生産者団体です。所属している農民は、有機農業、減農薬、無農薬農業を通じて遺伝子組み換えの反対運動もしています。私は、稲作と養鶏(有精卵)業をしています。カトリック農民会の農民は非遺伝子組み換え飼料を使い、米も非遺伝子組み換えです。
カトリック農民会、消費者組織である「わが農村を生かす運動」本部であるウリ農生協は日本のGMOフリーゾーン運動と連携していきたい。これからも遺伝子組み換え農作物を拒否し、有機農業を広げていきたい。ウリ農生協の消費者、韓国の消費者にもGMOフリーゾーン運動に参加するように呼びかけていきたいと思います。

メッセージ
おきたま興農舎代表 小林亮
華やかなマネーゲームと大企業のかつてない増益の裏で、閉塞感漂う農村が置かれている今日的状況は、正に崖っ淵にあるともいえましょう。土を起こし、種を播く事に始まる農業が、作物の命の源である種子すら自家採種できないとなれば、種子メーカーの奴隷となる他ありません。
好むと好まざるをとに拘わらず、飛散・交雑による汚染とともに、食べる人の選択権すら奪い、更に将来的健康不安すら懸念されるのでは、餌としてすら許容できないものです。
この列島の四季の移ろいが、緑の故郷の風景が、名も知らぬ異国の花のそぐわぬ色で染まるのではたまりません。農耕の歴史に対する背徳者とならぬ為にも、高畠から山形県内、東北一円に「フリーゾーン宣言」を伝播する決意でおります。