富士山


今朝は地震で目が覚めた。


昨日の夜、11時半前後、曇った空の向こうが

時々ピンク色っぽく光っているのに気がついて

しばらく眺めていた。


富士山の方向。


音のない雷みたいな感じ。
地震の前兆だったのかな。


私の8月は何もない。

何もないけど、今はこれでいい気がする。

ところで、アンニュイって死語なのかな?

1、Breath Of Life / Jazzida Grande - A Green Field Mix -remixed by FreeTempo
2、MELODY/Free TEMPO
3、ぼくらが旅に出る理由/小沢健二
4、Camera!Camera!Camera!(Guitar Pop Version)/フリッパーズ・ギター
5、ラ・ブーム~だってMY BOOM IS ME~/カジヒデキ
6、Bloomin’! /Tommy February6
7、虹/電気グルーヴ
8、夜をぶっとばせ/オリジナルラヴ
9、プライマル/オリジナルラヴ
9、星降る夜に/東京スカパラダイスオーケストラ
10、東京ライフ/KAN
11、Home Sweet Home/矢野顕子
12、ふがいないや/YUKI
13、彩り/Mr.Children
14、ever free/hide
15、銀河鉄道999/ゴダイゴ
16、Cosmic Night Run/m-flo loves 野宮真貴&クレイジーケンバンド

17、SEE YOU AGAIN/高野寛

18、DNA/川本真琴

1、僕の贈りもの/オフコース


2、お天気いい日/大貫妙子


3、ロマンス/原田知世


4、そよ風の誘惑/オリビア・ニュートン・ジョン


5、ダンシング・クイーン/アバ


6、ポールポジション/今井美樹


7、マンハッタンでブレックファースト/松田聖子


8、だいすき/岡村靖幸


9、My Brand New Eden/山田タマル


10、So Wonderful/Bonnie Pink


11、悲しい歌/ピチカートファイヴ


12、シャングリラ/チャットモンチー


13、よそゆき顔で/松任谷由実


14、Downtown Boy /松任谷由実


15、Blurry Eyes/L'Arc-en-Ciel


16、Neo Universe/L'Arc-en-Ciel


17、月に咲く花のようになるの/サンボマスター


18、二つの涙/サンボマスター

10年ぐらい前、夕方の五反田の駅前で、すぅーっといつの間にか私の横に並んで歩いていて、ごく自然な感じで声をかけてきた男がいた。
いたって地味な雰囲気の、一見、普通の男。20代後半ぐらい。
中肉中背で、短髪。メガネ。
物販か?宗教か?と内心警戒。
まさかナンパ?更にまさかの風俗スカウト?五反田はSMクラブとか、マニアックな風俗のメッカ、って聞いたことがある。
今、この瞬間にも、このオフィス街のどこかのビルの一室で「ひざまずいてアシをお舐め」とか言ってる女王様がいるんだろうか、ひえー、シラフじゃとても言えないなー私は、などと考えていると。
「よかったら、これから軽く飲みませんか?お茶でも、お酒でも。」と、
男はあまりに自然に、ずっと前からの友だちみたいに話しかけ、ついてくる。
私はなぜか無視できず
「あの、急いでるから、話とか無理です!」
と、たどり着いた駅で切符を買いながら、うっかり返事をしてしまった。
この時点では、まだ物販か宗教かナンパかは判断できなかった。
「そうなんだ?でも、なんでそんなに急いでいるのかな?」
男はひるまず質問してくる。これまた穏やかで、嫌味のない響き。
「彼と待ち合わせでもしてるの?」
すっかり男の持つ、不思議な間(ま)に巻き込まれてしまっていた。
営業職の私は、その日もまる一日、歩きづめでクタクタだった。
お酒もセックスもいらない。ひとりになりたかった。
仕事は、この先続けたとしても、キャリアアップは望めないようなド営業。
結婚も、実際してみると想像していたものとはまるで違っていた。
日々、自分を無駄にすり減らしているだけのような気がしていた。
この男も、仕事も、夫も、なんで私をこんなにも疲れさせ、苛立たせるんだろう。
現実のすべてが息苦しくてたまらなかった。
誰のせいでもなく、すべてが自分の行いが作り出した現実、私自身が引き寄せた現実、ってとこがたまらなく腹立たしい。
さしあたって今は、この男との会話を完全に終わらせたい、と思った。
「子どもが待ってるから。ご飯、食べさせないと。」と、愛想は一切なしで答え、私は改札へと向かった。
子供などいない。そして本当は急いでなどいない。かなり重い足取りだった。
会社へ帰って、冴えない内容の営業日報を書いて、それを課長に提出して、来月の見込みはどうなってるんだ?まったく・・・とか、聞かれたくないことをツッコまれ、ブツブツ小言をくらうだけ。課長の気が済むまで。
その次の日は、朝から会議でたっぷり吊るし上げられる予定だった。
その男はそんな私の背中に向かって
「そんな小さいケツして、子供いるわけねーだろ!!」
と、叫ぶように言った。
私のことなんて何も知らないくせに!と、少し腹が立ったけれど、
私は聞こえないふりをして改札を通り、電車に乗って帰社した。
そのしばらく後、サラリーマン向けの週刊誌を読んでいたら、特集記事で、プロのヒモとして紹介されていた男と、その五反田駅の男の、一致するポイントがたくさんあって、驚いた。
1、プロのヒモ自身の見た目や話し方の特徴として紹介されていたポイントが、その五反田駅の男に酷似。
2、山手線の駅がナンパ活動のエリア。
3、OL風の、特別美人でも可愛くもない、あくまで並みのルックスの女に声をかけ続けている。年齢は20歳前後から30歳前後ぐらいまで。
3、は、確実にモノにするために、高望みはせず、ターゲットを広く保っている、ということらしい。あはは、並みのルックスですって。
週刊誌によると、そのプロのヒモのモットーは、ひとりの女性から大金を一度に引っ張るようなことはせず、複数の女性から、毎月小額ずつ、もらう。
ヒモれる女の子が10人いれば、ひとり数万でも月数十万の稼ぎに、とかそういった具合。
実際、プロのヒモが抱える女性は数十人はいる、ということだった。
私は感心した。複数の女性から、小額でも必ずお金を頂く、という関係だと、普通の一対一の恋愛関係とはまた違って、いろいろと気も遣い、多少の無理もし、身体だって疲れるだろう。
一番私がすごいと思ったのは、付き合っている女性全員それぞれに、自分が言ったことをすべて覚えていなければいけない、日々の行動の辻褄合わせをしなければいけない、というところ。
プロのヒモは、抜群の記憶力と、マネージメント能力の持ち主なのだ。
五反田駅の男が最後に吐いた、小さいケツ=子供はいない、という言葉を、実際に自分が子供を生み、やっと最近になって私は思い出した。
どんなにスリムな女性でも、産後、完全に元のスリムな体型に戻ったように見えても、ほとんどの人の場合、絶対に、確実にお尻のラインだけは変わる。
縦横の大きさはそれほど変わらなくても、お尻のほっぺの肉の厚み、というか、立体感が格段に増すのだ。
もともと肉づきの薄い、フラットなお尻をしていた人ほど、わかりやすい。
たとえ他の人には気付かれなくても、自覚はあると思う。
最近だと、久々にドラマに出ていた広末涼子のお尻は、やっぱりしっかりと丸みのある、ママのそれになっていた。
それはそれで良い感じだったけど。いや、どこ見てるんだろうね、私も。
昔は、薄い、少年のようなお尻をしていたような気がする。
ここ何年も、自分の後ろ姿、特にお尻には無頓着でいたけど、意外とどんな生活を送っている人なのか、女の人生は、後ろ姿に出るのでは?と、五反田駅の男の着眼ポイントから、今更ながらちょっと知った気がする。
今年は後ろ姿に気をつけよう。
もう、だいぶ前の話になってしまうけど、功名が辻の最終回は、山内一豊や、淀君の最期に、涙、涙。目が腫れちゃったよ。
淀君役の永作さん、最後の最後まで綺麗だったなぁ。
時代劇のメイクに着物だと、本当に10代の可憐な娘時代からの役でも全く違和感なくハマる人なのだなーと、感心。
秀吉の側室になってからは、本当に登場シーンが楽しみだった。
可憐ではかなげだったり、妖艶で傲慢だったり。
「次は何を言い出すんだろう、この女は」的緊張感がいつもあった。
数奇な運命を辿っている身の上ゆえか、笑っても怒っても、狂気を孕んだ、壊れた色を、その目に浮かべているのが怖くて、美しくて、なんとも言えず良かった。
永作博美には、女のドロドロ、修羅場が本当によく似合うんだよね。
前に、松下由樹との姉妹バトルを演じたドラマも好きだった。
あのドラマ以来、本当に女が敵に回したら怖いのは、大柄迫力美女の松下さんのような人ではなくて、小柄で色白、童顔、エイジレスな雰囲気の、パッと見、素朴な感じの女性なのではないか?と、永作さんのイメージそのままなんだけど(笑)そんなふうに思うようになった。
永作さんこそ、奥様、お嬢様が夫や恋人を簡単に奪われてしまいそうな、日常、身近にこんな人がいたら絶対怖い女性像ナンバーワン。私の中では。
フジテレビの昼ドラ(愛と欲望渦巻く系)にもぜひ出て欲しいし、いつか米倉涼子とも怖い女対決をしてもらいたい。
怖い女といえば。
馳星周の小説「漂流街」とか「生誕祭」に出てくる怖い女が、最近、マイブームです。身の破滅に繋がりそうで、いろんな意味で手を出したら危険なんだけど、美しくて、あまりに魅力的。
「あなたの生き方、大嫌いだよ。でもさ拒めない。」って、岡村ちゃんもきっと言いそうで、好きそうな、悪女。
そんな馳星周の描く世界に出てくる怖い、いい女のイメージぴったり!と、私の中のおっさんが最近、かなりグッときているのは水川あさみ。カネボウのCMは、無理やりな感じのピンク系メイクで、あんまり似合ってないんだけどね。
怖い女は、レッド系、またはブラウンかベージュ系の口紅がよく似合うと思う。
よーし、今年の目標は、怖い女&修羅場負けしない女になる!でいくわよ(うそ)無理だけど、憧れる。

本日のBGM 「どんなことをして欲しいの僕に」岡村靖幸

昨日の夜はドライブしながらラルク聴いてました。

あれれ、買ったばかりのサンボマスター聴いてたんじゃないの?って思った?

実は車の中ではサンボ禁止なの。

というか、最近、夫の前ではついにサンボ全面禁止、ってことになっちゃったのよ。

やかましすぎる!耳障りで、どうしても我慢ならないから!!という理由で。

「ブルーハーツもうるさくて苦手だけど、サンボはもっとうるさいだろ?本当に生理的にだめなんだよ、イライラしてくる。」と。

夫は私と同い年、同じ学年の男子だったわりに、ブルーハーツをほとんど聴かないで育った珍しい人なんだよね。

ブルーハーツもサンボも最高なのになぁ、と思うんだけど、音楽の好みって本当に人それぞれだもんね。

私もユーロは苦手だったりするし。だけど人の音楽の好みにケチはつけないよ。

人の音楽の好みにケチをつけるのって、その人の好みの異性のタイプにケチをつけることと、本質的に似ているような気がする。

「えー、あんな人のどこかいいわけ?」って、自分の好きな人の容姿や性格や生き方にケチをつけられるのは、自分の何を否定されるよりも、悲しくなっちゃうことだよね。

あなたにとっては何の魅力もないあんな人、かもしれないけど、私にとってはものすごく魅力的で、大好きでたまらないんだから、それでいいじゃん、て。


最近、近所ではピアノを習い始める子供が増えたのね。で、息子に「あなたもピアノ習ってみたい?」って聞いたら、しばらく考えた後、「ピアノもいいけど、僕はギターを弾いてみたい。」と。

「ピアノなら近所に教室あるんだけどねー。」と私が答えると、

「ギターが弾きたいの。うるさく、速く。」と、息子。

うるさく、速く、って。ロックンロールだよ。

息子がもう少し大きくなったら、絶対一緒にギターを習いに行きたい。うるさく、速く、私も弾きたいと思う。














昨日の夕方、近所の遊歩道を歩いていたのね。

家から歩いて行くと、その道の右側には畑がある。ネギや白菜、キャベツ、にんじん、なす、などなど、いろんな野菜を作っている。いったい何毛作なんだ?ってぐらい、一年中、何かしらの作物が実っている畑。

今日現在、その畑では、大根の花の白さと、菜の花の鮮やかな黄色と黄緑が目立ってる。

その道の左側には、大きなお屋敷が立ち並んでいるんだけど、そのうちの一軒の門のところに、大きな八重桜の木があって、今が満開。八重桜のちょっと濃いめのピンクと、白と黄色と黄緑に彩られた、本当にきれいな春色の道。

その道をすすんで行くと、大きな通りにつきあたる手前の、 ちょうど道が少し広くなるあたりに、高校1年生ぐらいの男の子と女の子が、向かい合って立っていた。

ふたりの顔の距離は、10センチから15センチぐらい。なんというか、ふたりの唇がいまにも触れそうなほど、あるいはさっきまで触れていたんじゃないか、ってほどの近すぎる距離で、その子たちは見つめあって、話をしていたの。

ふたりとも特別美しくも醜くもなく、身長は160センチぐらい。

きちんとした家庭で大事に育てられてるんだろうな、って感じの、黒髪で制服を何の崩しもなく、パリッと着こなしている、真面目そうな男の子と女の子。

うわー、恋の季節、青春真っ只中か!!いいなー、と思いながら、私はその横を通りすぎた。

その後、CDやら、食材やらお酒やら、いろいろ買い込んだものを両手にどっさりと下げた帰り道、再びその遊歩道にさしかかったら。

まだそのカップルが、小一時間前と全く同じポジションで、見つめあっていたのにはびっくり!!

恋をしていて、そんなふうに見つめ合っている時って、時間の感覚なんて全くなくなってしまうものなんだなー、なんてことを思い出した。

今、この瞬間を永遠に閉じ込めてしまいたい、って願っているそのカップルの気持ちが痛いほど伝わってきて、まいったよ。















サンボマスターのニューアルバム「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」を買ってきた。

今、聴きながらこれを書いている。

CDショップでは収録されている18曲の曲名がひとつずつ書かれた短冊をどれかひとつ、オマケとしてもらえると言うので悩んだ末、「ベイビー優しい夜が来て」の短冊をもらった。

曲名を選んで伝えるのがなんだか恥ずかしくて、ちょっと笑ったら、店員さんも笑ってくれた。

だけど、口に出して店員さんに伝えるのが一番恥ずかしい曲名はなんといっても

「あの娘の水着になってみたいのだ」だと思った。

「二人ぼっちの世界」とか「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」のは既にもらった人がいるらしく、もうなかった。

サンボの曲の良さは私が言うまでもないんだけど、このアルバムでは、私の場合、9曲目の「心音風景」から13曲目の「離れない二人」までの流れが特にグッとくる!!今、聴きたかったのはこんな感じ。




スカパーのニコロデオンTVで絶賛放送中の人気アニメ「スポンジボブ」、今年に入ってから毎日みてます。息子がボブの大ファン。


海底都市「ビキニ・ボトム」でパイナポーの家に住んでいる海綿のボブと、その仲間たち(だいたい海洋生物)の繰り広げる賑やかなお話。


ずっと、息子がボブのペットのかたつむりを「ジェリー」って呼んでて、私もそう思ってたんですけど、今日、実は「ゲイリー」だった、ってことを知りました。


それと、ボブがバイトしているバーガーショップ「カニカーニ」の同僚、イカルドのことはずっとイカだと疑わず

にいたのですが、実はタコだった、ということも今日知りました。


カニカーニの店で出しているカーニバーガー美味しそうです。食べてみたい。












生まれてこのかた、犬も猫も飼ったことがない。どちらも好きなんだけどね。


昔、結婚することに決めた、と母に告げた時、母は開口一番、

「あらやだ、あなたそんなに寂しいの?寂しかったら犬でも飼いなさい。癒されるわよ。」と言った。

胃が痛ければ胃薬を飲みなさい、痩せたいのなら間食をやめなさい、というのと大差のない感じで。


私がムッとして黙っていると「・・・どうしても一緒に暮らしたいなら、同棲でいいじゃない?」と母は言う。

そして私の顔をまじまじと見て、

「まさかとは思うけど、今、妊娠してるとか、そんなんじゃないわよね?!」と心配しだした。

妊娠?まさか!!と私が驚くと、母は笑った。


「まぁ、反対されると、余計燃え上がるもんだよね、若い頃って。ほら、バカだから。

あなたは昔から言っても聞かない子だし。好きにしなさい。気が済むようにやってみなさい。

本当は世界をまたにかけて活躍する、優秀なビジネスウーマンにでもなって、自由な人生を謳歌して欲しかったよ。

そんなふうに自立した大人の女に成長した娘の姿を見るのが楽しみだったんだけどね。

私自身がそういう人生に憧れてたから。でも、幸せって人それぞれだからねぇ。」

と、母は言って、最終的には許してくれた。というか、諦めてくれた。


結婚してから5年が過ぎた頃、「妊娠した」と母に初めて告げた時、彼女は開口一番、

「花さえもロクに育てたことのないあなたに、人ひとりを育てられるとは、私には思えないけどね。」と言った。

「いや、私も自分に完璧な子育てができるとは思わないけどさ。どうしても生みたいの。

この、どうしても生みたい!って気持ち、妊娠すると分泌されるホルモンの影響らしいよね。

ホルモンて不思議だねー。これが母性の芽生えってやつなのかしら。母性が立派に芽生えたんだから、大丈夫な気がするなー。」

と、私が呑気に語るのをあきれ顔で聞いていた母は結婚の時と同じように、「好きにしなさい。」と言った。

そして、「そのかわり、子育てが辛くて苦しくて、こんなはずじゃなかった、なんて泣きを入れてきても私は知りません。あなたの子供、なんだからね。子供のために、生きてみなさい。母である責任の重さを感じなさい。」と続けた。


親孝行したい、なるべくたくさん、できる限りのことをしたい、と、自分に子供ができて、本当に心から思うようになった。