今回は鉛中毒に犯された坂東吉十郎とその息子、与吉のお話しを中心に、その治療に当たりながら仁が自分のこの時代での存在の意味を模索していくプロセスがとても絶妙だったと思います。。。
今まで家庭を省みずにやりたい放題してきた吉十郎が、満身創痍の体を押してなかなか心を開かない与吉に残せる財産として、自分本来の姿を何とか見せようとする父親らしい流れも非常に惹き付けられましたし…
心を開かないまでも父のことを与吉なりに思いを寄せる場面にも考えさせられるものがありました。。。
そして吉十郎の弟弟子に当たる澤村田之助の要所々々での仁への助言も、心に響くものがありました(TоT)…
治療を思い悩む仁に『医者なんてやめちまえっ!!』
…なんて恫喝した場面もありましたけど、
中でも『先生、命の値打ちってのは、長さだけなのかい??』
…と問いかけた言葉には、仁だけでなく僕にまでそう言われたように重くてとても衝撃的でした。。。
そして今回の一番の泣きどころといっていい…
特製ギブスをはめても、チカラ及ばず倒れた吉十郎に向かって与吉が涙を流しながら…
『大和屋~~っ♪…よっ♪日本一~~っo(≧o≦)o""』
…と声をかけて、それに応えるようにして再び立ち上がって口上を述べる吉十郎の姿には涙が本当に止まりませんでした(ノд<。)゜。
その二人の姿を見て、吉十郎と与吉親子ほどではないんですけど…
仕事に対しては本当に生真面目で、家族に対しては愛情表現が下手なウチのお父さんと僕自身の関係を重ね合わせたり…
古典芸能繋がりで、落語をなさってるあの方とお父様の関係を重ね合わせたり…
この場面を見た時にはそんな思いが重なり合って余計に涙がこぼれました。。。
それに咲を演じる綾瀬はるかちゃんが、普段の天然キャラを地でいくような思いがけないファインプレーでペニシリン粉末化を成功させた瞬間も、思わず一緒に万歳しちゃってましたね(^_^;)。。。
そして今回は出番がほぼなかったけど、次回は楽しみにしてます♪内野さん☆;*(人´ω`*)☆;*