今回お送りする第四話、そして続く第五話は…
当時を代表する遊廓『吉原』が舞台となります☆・゚:*:。★・゚;
作者の村上さんがこのJINを書こうとしたきっかけとなった舞台。。。
絢爛豪華で華やかな場所でありながら、その裏では遊女達の切なくも悲しい物語が秘められた街…
…龍馬、恭太郎、そして喜市がそれぞれ自分の進む道を見つけ。。。
仁もまた洪庵の立っての願いにより、西洋医学所の講師として熱弁を振るうことになる。。。
そしてある日、龍馬に目隠しをされながら誘われた吉原で…(この時に龍馬が落語の『明烏(あけがらす)』を引き合いに出していたことが個人的にウケました(^_^;)"")
仁は恋人の未来と全く瓜二つの花魁、野風と運命的な出会いを果たす。。。
野風は腕の立つ医者を探していて、龍馬が橋渡しをする形で会わせてはみたものの…
仁のそっけない態度に嫌気をさし、一度はその場を後にしてしまう…
…が自分が貧血であったことを、あっかんべーした一瞬で見抜いた洞察力を買い、クモ膜下血種で倒れた鈴屋の主人・彦三郎の手術を依頼する。。。
吉原は女人禁制ということもあり、咲に変わって恭太郎が手術道具を届ける…
彦三郎が倒れた様子を女将から聞きながらも、レントゲンやCTスキャンがない中での判断に、半ばギャンブル的な手術に踏み切る仁。。。
これも自分のことを信頼してくれた野風のため…
待っている間、外をうろついていた恭太郎にも運命的な出会いが(;^_^A、、
手術の行方が気になって現れた野風が、龍馬に自分が花魁になった生い立ちを話しだす。。。
身寄りのない自分を引き取ってくれて…
吉原がどんな所か知って飛び出して、結局食べるものに事欠いて半べそ気味で戻った時も決して怒ることなくご飯を出して優しくしてくれた彦三郎。。。
そして吉原を一望出来る鈴屋の屋根の上で、幼い野風に語って聞かせた言葉が、今回の心に残る一言となりました…
『知っておるか?ここは日の元で唯一、女が下剋上出来る所だ…犬にも等しい女郎が菩薩に成り上がれる所だ…最上格の呼び出しと呼ばれる花魁になれば、皆はお前にひれ伏し、お前の情けを請いたがる…どんなお大臣でも野暮だと振って歩くことが出来る…全く商売をせぬわけにはいかぬが、嫌な客と寝ることはない…金も…粋もある本物の男を色にすることも出来る…ここにはそんな栄華がある…但し、それが出来るのは一握りの花魁だけだ…ほとんどの女郎は下げすまされて死んでいく…これも事実…お前は姿形も才気も恵まれている…気の強さもいずれ大きな魅力になろう…どうだ?逃げるよりもいっそ、てっぺんを目指してみないか??』
そう言われてはっきりと『道』が見えた野風。。。
彦三郎の手術は一つ目に開けた場所からは手応えはなかったものの、二つ目に開けた場所からはその元凶となった血種が。。。
これにより彦三郎の手術は無事成功♪
龍馬と帰途につこうとすると野風がお礼の挨拶に…
その際に見せた笑顔がまた未来とそっくりなことに安堵感を覚える仁。。。
橘家に戻り、改めて野風との出会いの意味を振り返る仁…
それが形となって表れたことを悟る。。。
そして彦三郎の経過伺いの日、許可を得た咲を連れて吉原へ…
その経過も良好と見て帰途につこうとすると野風に呼び止められる。。。
もう一人看て欲しい病人がいるとのことで、野風の案内のもと、その部屋へ向かう仁と咲…
…とここまでが第四話のいきさつでしたけど、吉原のお話しについては諸説あるものの、そのほとんどは知ってる史実通りだったと僕は思います。。。
野風はこのあとも仁に多大な影響力を持った存在になっていくのですが、それもひとえに中谷美紀さん自身の魅力だったり、演技力の凄さかなと感じました(^_^)b☆・゚:*:。★・゚;