タイトルのペイ・フォワードは2000年の映画だが、見た後の感動が大きくDVDを買っていた。
さきほど久しぶりに見た。

映画の内容について、細かく触れるのはご法度だろうから、
どこが良いかを紹介する。


この映画の核になるプラン。
それは、ある子供が考え出した「こうすれば今のクソな世の中が良くなる」というスゴイ方法だった。

最初に1人の人が3人の人に大きな良い事をする。
(小さなことではなく、できる限り大きなこと)

そして、普通良いことをしてもらったら、してくれた人にお礼をするのが当たり前だが、このプランでは、その3人がそれぞれまた違う3人に大きな良いことをしてあげるというものだ。
Pay it backではなく、Pay it forwardだ。

これで新たに9人の人が大きな良いことをしてもらったことになる。

その次は新たに27人の人が大きな良いことをしてもらったことになる。

これをみんながやっていけば、世界中の人がまた次の3人の人に大きな良いことをしようとするので、世界中にこの大きな良いことをするムーブメントが巻き起こるというプラン。


このプラン、ユートピア的な空論のようだが、実際にラスベガスからロサンゼルス、そして全米に、あっという間に広がり結末を迎える。

今見ても、やはり良い映画だった。
同じ気持ちで見ることができてうれしかった。



今の世の中、自分がしてもらえないことに愚痴を言ったり、
うまくいかなかったことを自分じゃない違うもののせいにしたり、
自分のやってることを省みない人が増えてるような気がする。

人に優しくすること、人のために何かしてあげよう、喜ばせようって
気持ちが希薄になっているんではないか。

それより、自分がしたいことをするんだって人が増えてる。

中には、それが人の迷惑になろうが関係ないという人までいる。


自分だけが幸せになっても、周りがみな不幸だったら、
素直に喜べないことは子供でもわかることなのに。。。
 

この映画、現実になることを期待する。