Plan B -腎がん罹患後の記録- -31ページ目

Plan B -腎がん罹患後の記録-

発覚から手術までの体験とその後の人生再設計を記録していきます。

・これまでのところを振り返ると、生存率は同年代よりは流石に劣るけれど差し迫って死を覚悟する必要はなさそうだ。また術前CRPの数値から再発率は低そうと判断できるし、CRPは病状悪化の予兆としても使えそうだ。

 

・よりシンプルに、腫瘍サイズ別等の無転移生存期間があればわかりやすいのだが、今のところそういった臨床データは見当たらない。ということで、術後の転移の確率を検索してみた。

 

・こういった文献は、海外モノは比較的容易に無料で閲覧できるケースが多い。最も参考になりそうなのが下記のレポートだった。自分にとって都合の良い内容だったので、手術前も現在も不安になったときのお守りに代わりにしている、笑。

 

<Metastatic renal cell carcinoma risk according to tumor size>

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2735023/pdf/nihms131621.pdf

 

・結論は単純明快で、「3cm以下の腫瘍であれば転移のリスクは極めて低い」というものである。対象は、米国の1989-2008年に外科的治療を受けた患者2691人で、腫瘍サイズ3cm以下の781人の患者のうち(術前)診断時に転移(M1)が発見されたのは1名のみであった。

 

・また、術前に転移が認められなかった2367人の患者のうち術後に171名で転移(中央値2.8年)がみつかったが、腫瘍サイズ3cm以下の720名の患者に限ればやはり1名のみであった。すなわち、術前・術後を問わず腫瘍サイズ3cm以下での転移は極めてレアケースということである。

 

・もちろん耳触りの良い情報を信じるのは精神衛生上はプラスなのだが、計画を立てるという目的には必ずしも合致しない。ということで、不都合な真実(!?)にも多少は目を配っておいて損はないだろう。