今年もPTAの方で役員(財務部部長)ということもあり・・・
「社会人権教育・研修会」に・・・
1:30~4:30まで・・・
眠くなるのか・・・・・・
又、お決まりのお話だと思っていました。
・・・・・・が泣いてしまうほど良いお話を聞けました。
人権について、横田めぐみさんのアニメDVD・・・
そして、松崎 運之助氏の講演がとても良いお話でした。
夜間中学の先生をされている方で、本も出されています。
『クローズアップ現代』『徹子の部屋』などにも出演されていたり
松竹映画の「学校」の原作モデル
ご自身の幼少期のお話、学校でのお話など沢山聞かせていただきました。
中でも印象的なお話・・・・すこし長くなります・・・
旧満州で生まれ、1歳の兄がいました。
食べ物も何もない時代、兄は餓死をしてしまいました。
自身の下にも弟達も亡くなってしまいました。
その後にも弟・妹もいました。
そんな頃、お父さんはある彼女が出来て家を売って出て行ってしまいました。
子供3人を連れて、お母さんは出て行かなければいけない状態に・・・
初めは知人の家の土間や物置などを転々としていましたがそうもいかなくなり
川のふもとにとたんの家を作り、何とかその日暮らしをしていました。
母は朝早くから遅くまで日雇いのお仕事をして、子供3人を何とか食べさせてくれました。
その頃小学3年生、妹たちは保育園送り迎えは松崎氏が・・・
迎えに行くと、保育園の先生はそっと松崎氏を呼び、ティッシュにくるんだあまりのおやつを
渡してくれ、頑張るんだよ~と言ってくれていました。
その言葉に支えられ・・・・
学校の持ち物検査ではいつもハンカチ・ティッシュは持っていけませんでした。
母親に買ってほしいなんて言えませんでした。
その当時、先生に叩かれることもしばしばあり、自分は叩かれることも承知で罰を受けていました。
そんな罰は何ともなかった・・・・
先生は私にあなたのお母さんは何をしているの?という言葉が叩かれるよりも
何よりも私の心を傷つけました。
母は何よりも自分達の為に頑張って、慣れない日雇いの仕事で肩は真っ赤に腫れて
兄弟でいつもその肩をタオルで冷やしてあげているうちに眠ってしまっている姿をいつも見ていました。
話を聞いてほしくても、母は疲れて眠ってしまいます。
なので、兄弟で母が帰ってくる方向に向かい迎えにいく事にしました。
家に帰るまで3人で母の近くにまとわりつき同時に話し始め・・・
そんなことを何よりも喜んでくれた母は遠回りをしてくれ、見晴らしのいい場所に連れて行ってもくれました。
そんな境遇で育ち・・・
中学校を卒業後就職し、働きながら定時制の高校、大学を卒業し教員免許もとり、
定時制の日々の生徒たちと関わり・・・
ある時は、定時制の生徒が下校時の昼間の生徒と先生の話を聞いたときがありました。
「お前らみたいなどうしょうもない奴は罰として掃除をしていけ~!!」
「なんでだよ~ふざけんなよ~」
という会話を聞いた日中ビルの清掃をしている生徒が・・・
「なんで俺たちの仕事が罰でどうしようもない奴がやる事なんだよ!!」
と激怒をしていることがありました。
松崎氏は・・・
正直、その先生を残念に思った。
生徒には立派な仕事をしている生徒を褒めました。
学歴・名誉・教養・地位・容姿よりも大事な事・・・
書ききれないほどのお話。
あなたの存在自体が何よりもかけがえがないというお話を沢山
聞かせてもらいました。
私も本当にそう思うこんな先生もいるんだ~と思いました。
心の授業をされている・・・・
人間にとって大事な事を教えることが教育だと・・・
そんな研修会を聴き。先生や保護者。
大人達が本当に子供達に伝えていかないこと。
あなたがかけがえのない存在だということ・・・
私もいつも思っていることなのです。
そんな先生は最後に私の話が良い話だとかではないのです。
このお話を受け止めてくれる感じてくれるあなたたちが素晴らしいのですと・・・・
最後まで脱帽です。
今日は泣かされた~そして、心を洗い流して頂きました。
長文最後まで読んでいただきありがとうございます。
Blogでは伝わらない事も多々あると思います。
やはり、お会いしてお話する。逢うということその人のエネルギーを感じるということの
大事さも同時に教わりました。
気持ちは通じる゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚