講師の先生が、しきりにボディメカニクスと、
おっしゃっておられたので、調べてみたところ、
介護者の腰痛を予防し、利用者が安全、安楽に介護を受けられるようにする、
力学的原理を活用する日本で生まれた方法とありました。

今回の講習は座学ではなく、体を使った実技中心の講習でしたので、
普段自分のしている介助が正しいのか?
比較するうえでも、とてもためになりました。
ひざを曲げ、重心を低くする。
両足を離し、支持基底面積を広くとる。
そのことで介護者の安定性をはかり、介助を行うことで、
力づくの介助をしてはいけないということを学ぶことができました。
力づくの介助では、介護者は腰を痛めるし、
利用者は怖いし、痛いおもいをしているそうです。

イスに深く座ることで、座位は安定するが、
反面、立ち上がりにくくなるというのが、意外な発見でした。
立ち上がるためには、浅く座る位置まで移動してもらう、
そのために、肩を左右に振るということが、おもしろかったです。
普段考えずにしている動きをわかりやすく説明してもらうことができて、
とてもためになる講習でした。
次回がとても楽しみです。